腐らず丈夫で長持ち!白い洋風フェンスはバイナルフェンスが世界標準です。

おすすめアイテム

澄川で現在工事中の現場です。ようやく側面のブロック塀による土留めが完了し、今週からはいよいよ仕上工事に取り掛かります。

FPSzai238
FPSzai242

今回は白い洋風な可愛らしい樹脂フェンスをご採用頂きました!こちらのフェンスは強化プラスチック製で非常に丈夫です。しかも塗装の劣化がほとんど無いのでペンキを塗ったりする必要がない、つまりメンテナンスフリーな優れモノなのです。

FPSzai227

完成イメージはこちら。

なんとまさかの在庫限り!

FPSzai239

今回ご採用頂いたフェンスはこちらのオンリーワンクラブのファニーフェンスです。

これがナントまさかの生産終了!! なんとか在庫が有ったので事なきを得ましたがせっかくご注文頂いたのに危うく設置出来ないところでした。ホッ

見た目も良いし、おまけに丈夫でメンテナンスフリー、そんな良い物が何で生産終了?! と驚きながらも残念で仕方がない。

北米やヨーロッパで人気のバイナルフェンス

今回、残念ながらも生産中止となってしまったオンリーワンクラブのファニーフェンスですがカテゴリーとしてはバイナルフェンスと呼ばれ、樹脂製フェンスとしては世界各地、特にアメリカを中心とした北米で最も人気が高い商品となっています。

このPVC元々は窓サッシの素材として開発され、今や樹脂サッシは世界標準といっても過言では無いくらいに住宅の開口部に使われる素材として普及しています。ぼくたちが暮らす北海道の住宅では約9割が樹脂サッシが使われているのでお馴染みですが全国的に見ると全体の7%程度と低く、世界的に見ると非常に出遅れているのが現状です。

バイナル(vinyl)とは塩ビの事で日本ではビニールとかビニルとか言われているPVC樹脂(塩化ビニル)を指しており、特徴としては木材と違って腐らない、色も落ちないので塗装が不要、組み立てが簡単なのでDIYでも設置が可能、おまけに強度が高い。まさにフェンスにはうってつけの素材なのです。

水道の配管部材もPVC製が多い
水道の配管部材もPVC製が多い

世界的な樹脂サッシの普及率は以下の通り

出典:社団法人日本サッシ協会(H24.3)
出典:社団法人日本サッシ協会(H24.3)

遅れている日本の窓サッシ

ちょっと話しが横道にそれてしまいますが折角なので触れておきたいと思います。
なぜ世界的には樹脂サッシが主流なのか?! それはズバリ断熱性能が格段に違うから! PVCはアルミの1/1000以下の熱伝導率、つまり暑さも寒さも伝わりにくい素材、ようするに室内をストーブで温めたり、エアコンで冷やしたりした時に熱が外に逃げづらい、そういう事です。だから北海道では約9割の採用率なのです。元LIXIL社員としては非常に口幅ったい話しですがはっきり言ってアルミを主材として使う日本の窓サッシは相当に遅れています。だって家の中で最も熱が逃げやすい窓に熱が逃げやすい素材を使うなんてナンセンス極まりない。ぼくが勤めていた時もこの話は触れてはいけない空気があって今だから言えることなんですが・・・

世界に遅れる「窓」後進国ニッポン

以前、日経電子版で詳しく報道しているので気になる方は一読アレ。

最近は樹脂とアルミの複合製品も発売しているのですが値段が高くまだまだアルミは主流です。

なぜバイナルフェンスが普及しないのか?!

FPSzai237

さて、窓サッシの話しも含めてPVCの良さをおさらいしてみますと、腐らず、色落ちせず、強度もあって、しかも熱伝導率が低く寒さに強い。こんなにもいいとこどりなのにどうしてバイナルフェンスは日本では普及していないのか?! 理由は窓サッシと同じ、つまり窓サッシと同じアルミを主材としたフェンスが日本では主流であって、大手メーカーがバイナルフェンスを発売しないからに他なりません。

じゃあ、海外製品を輸入して売ればいいじゃないか?!と思われるかも知れませんがそこには幾つかの問題があります。

FPSzai241

一つは規格寸法の違い、日本ではメーターモジュールが一般的ですがアメリカをはじめとする世界の多くは長さの単位をインチで表します。だから輸入品は必要枚数の計算が煩わしい、とくに尺貫法を使う場合もある職人さんには不評です。

もう一つは販売の参入障壁。
とくに窓サッシやエクステリア業界はメーカーや代理店などの流通店、そしてぼくたちのような販売店・工事店、これら3者間は非常に絆が強く、互いに補完しあって成り立っている。なかでも取り分けメーカーは日本の建設業界を牽引してきた歴史があり、その立場は強い。

lixil_logo
ykkaplogo2

ようするに日本ではLIXILやYKKAPなどの大手メーカーが設備投資を行って国内の規格に合った自社製品を発売しない限りバイナルフェンスは普及しないであろうとぼくは考える。

良い物は売れる、そう簡単な話ではないことくらい、ぼくにも理解出来るのですが普及の足掛かりになり得たファニーフェンスの終息、そういう意味で今回のオンリーワンクラブの生産中止は残念でなりません。

アメリカでは街のいたる所で古くなってペンキが剥げ落ちた木製フェンスが景観を悪くする事が社会問題となって、都市によってはこのバイナルフェンスの使用を義務付けるところもあるとか。

次は是非ともタカショーさんやディーズガーデンさんにチャレンジして欲しいと思うのはぼくだけだろうか?!

追記:すでにタカショーさんやディーズガーデンさんでも樹脂フェンスは発売されていますがアルミの柱に樹脂の板材を貼り付けるモノであって、北米で言うところのいわゆるバイナルフェンスとは板材の素材は一緒でも構造や組立方法からしてちょっと違うのです。

M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

プロフィール
暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
お問い合わせ

最新記事