宮古ブルーのマグカップとお気に入りの青い乱形石アプローチ

天然石

いつもご覧いただきありがとうございます。富山です。

先日、ショッピング中に青いマグカップを見つけて一目ぼれしてしまい、思わず買ってしまいました。食器洗い機にも入れられないし、電子レンジもダメみたいなので、実用性を重視する自分なら普段は買わない類のモノですがとにかく見た目に惚れてしまい、使い勝手が良いだの悪いだのは関係なく迷わず買ってしまいました。

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見た瞬間に目が釘付けになったんですよね。深みのあるエメラルドグリーンの色合いは宮古島の海を思わせるほどに美しく、陶器の表面をキャンパスに見立てて描かれたそれは、まるで油絵のような芸術品そのモノでした。

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カップを覗き込むと吸い込まれそうな海の底がみえるような気さえしてくるから不思議です。自分がついこの前、宮古島に行ったばかりだから、印象深い宮古ブルーを思い浮かべてしまったのかも知れないけれど、きっとこれを見たら誰しもが海を思い浮かべるに違いない。それほどまでに芸術的なんです。

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しかしまあ、本当にキレイですよね。宮古ブルーの海は。

この写真はホテルからの眺めですが、このマグカップを見た瞬間にこの美しい宮古島の海がパッと浮かんだんです。ちょっと大げさですか? いや、でもわかる気がしませんか?!

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照明を落として写真を撮ってみたのですが、どうですか?この陰影。油絵具なのかアクリル絵の具なのか、絵心の無い自分には想像もつきませんが、どうやったらこんな素敵な海をマグカップに描けるのか?!きっと使用している釉薬に秘密があるんでしょうね。それにしても本当に魅力的なマグカップです。

ちなみに作家さんは小樽在住の三津和広さんという方らしく、この青い作品はトルコブルーシリーズというらしいのですがご本人のインスタグラムによると積丹ブルーの海をイメージして作られたそうです。

積丹の海も宮古島の海と同じくらい素敵なエメラルドグリーンの海ですもんね。ぼくの印象はあながち間違ってはいなかったみたいです。

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宮古島のハート岩から眺める海

自然素材だからこその揺らぎ

ついつい熱くなってマグカップを語ってしまいましたが今日の本題は天然石を使ったアプローチの魅力についてでした。商談中なんかも、すぐに本題を忘れて話しが脱線しまうから困ったものです。(;^_^A

先ほどの青いマグカップのどこにそんな魅力を感じるかと言うと、それはうわぐすりによる揺らぎに秘密があるとぼくは思っているんです。

釉薬(うわぐすり)とは陶磁器の表面に付着させるガラス層のことを言うのですが、表面に色彩を施しながら同時にガラスでコーティングする事で強度を上げたり、水や汚れを弾く役割を持っているのです。

陶磁器ですから、食器類もそうですが玄関に使われるタイルなんかにもこの釉薬が塗られており、原料は草木の灰や石灰とガラス質を担う珪酸などが使われています。

ぼくは焼き物の魅力である「揺らぎ」は自然素材を使用しているからこそ表現できる色のムラや形状のムラにこそあると思っています。それは天然石のように自然に出来上がった天然素材も同様ですが、自然界に存在するもの全てにはそれぞれの個性があります。例えば同じ物質で出来ている石材でも、形状や色合いにはそれぞれの個性が存在しますよね。宮古島の海だって、色の濃い部分や薄い部分もあって、波によって常にそのカタチは変わっているワケです。

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わたしたち人間はそれら全ての個性に魅力を感じ、揺らぎにこそ安らぎを覚えるモノなのです。それは理屈じゃ表現は難しいけれど、たき火の炎に魅入られるように、あるいは風にたなびく枝葉に目を奪われたり、大通公園のベンチで車や人の往来を感じながらのんびりと休憩する事に癒しを感じるのと同じことなんです。

できたらぼくはそれを外構に表現できたら良いなぁとアレコレ思案を巡らせながらいつもデザインを考えています。もちろん色んな制約があるから、カタチでは表現が難しい時もあるので、そんな時は使用する素材で揺らぎを表現する事も考えたりします。例えばこんな感じに

アプローチにこそ個性を持ちたい

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大小さまざまな形状の天然石を張り合わせて造る天然石のアプローチ舗装もそう。天然素材ならではの色ムラもまた、格別な心地よさを感じさせてくれるんです。

こちらのアプローチは珍しい青系統の石ですね。これを提案するのは珍しいけど、ピッピッと来たんですよ。

引きで見るとこんな感じ

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大手ハウスメーカーの住宅で個性を出すのはなかなか難しい。なぜなら仕様を規格化する事でコストを抑えつつ、品質を担保しているからだ。

ただでさえバブル期並みに高騰している土地価格に加えて、注文住宅のようにオーダーメイドで家を設計していたらいったい幾ら掛かるのか。恐ろしくて想像もしたくない。

街並みにしても個々の家が外観に個性を求めすぎると統一感が損なわれてしまい、雑多な印象を与えかねない。とくに新しい新興住宅地では景観条例が定められている場合も多く、好き勝手には出来ない側面もある。

だから、それぞれの住宅に個性が乏しいのも無理はないのです。それに聖徳太子いわく「和を以て貴しとなす」が社会規範として確かにそこにはあるのですから。

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こんな素敵なフィレンツェの街に1件だけまったく違う色合いの家が建っていると邪魔でしかない。確かにそうなんですが・・・

だからといって、みんな同じような家に住んで果たして本当に良いのだろうか? 街並みを汚さない程度に個性を出しても良いのではないか・・・。いやむしろアプローチや物置で個性を出すべきなのではないだろうか。

本当に良いと思いますか?! せっかくのお家の前をすべてアスファルトで真っ黒に舗装しちゃって良いんですか?! それで本当に安らげる家になるんでしょうか?

そこに疑問を感じたら、ぜひアプローチ舗装に拘ってみてください。きっと素敵な貴方だけの個性が、あなただけの揺らぎが手に入りますから。

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あ・と・が・き

話しがあっちこっちに飛んじゃって、最後は自分でもなにが言いたかったのか良く分からない感じになっちゃいましたが、とにかく三津和広さんの陶芸作品がとても素敵で、宮古島の海も最高だったという話し。でも一番言いたかったのは天然石を使ったアプローチであなたの家を素敵にしませんか~?!って事です。興味のある方はぜひご相談ください。そんなにお値段高くないですから!!

それではまた。

三津さんの青いマグカップはこちらから買えるみたいです。

他にも素敵な作品がたくさんあるようです。案件じゃないですけど

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前からぼくと息子と娘。宮古島にて
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M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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