”抜け感”を作る?!目隠しフェンスはあえて見せるがポイントなんです

塀&フェンス

メイクや洋服の着こなしなどで良く耳にする”抜け感”

キッチリとした中にもあえてナチュラルさを見せたり、ちょっと着くずしてルーズな部分を演出したり。いわゆるファッションで言うところの”抜け感”。じつは意外と外構のデザインでも重要だったりするんです。

ガチガチに覆い隠した塀やフェンスじゃ近寄りがたい印象を持たれたり、見ていて疲れちゃったりすることもあるでしょ?! だから目隠しフェンスだからって全てを隠すんじゃなくて、あえて部分的にオープンにしたり、見せて良いところは積極的に見せる方が良かったりするんですね。

いつもご覧いただきありがとうございます。富山です。
今日は先日完成したばかりのドックランを兼ねたお庭をご紹介させて頂きます。
こんなに予算を掛けられないからムリムリと思われちゃうかも知れないけど、ポイントポイントでは参考になる手法もたくさんあるので、ぜひ最後までご覧ください。では、さっそく!

部分的にメッシュフェンスを使って見せる

これはもうぼくの説明なんて必要ないですね。見たまんまです。

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基本的には周囲を樹脂製の横板フェンスでグルっと囲って、ある一面だけメッシュフェンスで抜けた部分を作って中を見せています。素敵なオーダーメードの物置を隠すのは勿体ないしね。ここは積極的に見せたい部分です。

とは言いつつも野暮ったい普通のメッシュじゃ全体の質を下げちゃうのでメッシュとは言っても天端がウェーブになっているヨーロッパからの輸入品をご提案させて頂きました。横板フェンスはその性質上、どうしても直線になってしまうので曲線を取り入れたメッシュフェンスで柔らかさと躍動感を演出しています。

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ん~!絵になるね (^^♪
ウェーブのメッシュフェンスと横板の目隠しフェンスが重なって見えるからエレガントでありキュートでもある。この一枚がぼくの一番のお気に入りです。

使っている横板フェンスはディーズガーデンのアルファーウッドフェンス。

お色は新色のマーブルブラウンです。この色、明る過ぎず暗すぎず丁度いいです。

新色のマーブルブラウン
新色のマーブルブラウン
ファーム門扉
ファーム門扉

こちらのオシャレな門扉はディーズガーデンのファーム門扉です。まるで木製のような外観ですが樹脂製なので腐る心配もなく、塗装も必要ありません。

しかもちゃんとカギを掛けることも出来ちゃう優れものです。

見せないところはちゃんと見せない!

いくら抜け感を出すと言っても人目を気にせずくつろげる場所は絶対に必要です。なので、それとなく外からは見えない場所をつくる事が必要です。

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角度的にほとんど外から見えないこの場所はバーベキュースペースとして持ってこいの空間です。もちろんコンクリート製の敷物を使っているので上でコンロを使っても大丈夫です。

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普通の砂利を使ってメリハリを出す

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光と影、陰と陽、明と暗、プラスとマイナス、上げたら枚挙の暇がないこちらの同義語、じつは外構でも同じなんです。何が?って、そう砂利ですジャリ!皆さん只の砂利かーって驚くかも知れませんけど、意外とこの薄いグレー色が空間を引き締める役割を持っている重要なパーソンなんですよね。

一見なんのへんてつも無いただの砂利でもマーブルブラウン色の明るいフェンス材やキレイな人工芝を引き立てる影の部分になってくれるんです。この間のような空間、これって意外と重要なんです。

だってそうでしょ?! 影があるから光がより輝くワケだし、悪者が居るから正義の味方が引き立つのだから。それにね、水捌けが良い砂利はぬかるみを防止する上で重要な役割を担っているんです。

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それにしても広いお庭ですねぇ~(^^♪
ここを走り回るワンちゃんの喜ぶ顔が目に浮かぶなぁ。

ゴミ箱も積極的に見せて行こう!

厄介な回収用のゴミ箱、皆さんどうしてますか?
結構ぼくのお客様にもご自宅の前にゴミ置き場が置かれていて、不快な思いをされている方も多いんですが地域によっては各戸に回収に廻る自治体もあったりします。回収する手間が増えてしまうのかも知れませんが不公平が無くてぼくは各戸に回収に廻る方法が良いと思いますね。

空地だった所に家を建てる場合は決まって家の前に置いてあるゴミ保管庫問題。悩ましい限りです。

いずれにしてもせっかく綺麗にした外構を目の前のゴミ箱で台無しにしてしまうのは勿体ないので、ちょっと外観にごだわってゴミ保管庫を置きたいですよね?!

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ディノスやベルメゾンなどの通販や最近ではホームセンターでもオシャレなゴミ保管庫が売られていますので、あとはそれをどの様な場所にどう置くかの問題だけ。

出来れば室内からは見えないようにと今回はゴミ保管庫のスペース分、フェンスを後ろに下げて専用のスペースを設けました。こうすることで奥行き感も出てくるので単調にならずにデザインとしてもgoodでしょ?!

それから隣にはコニファーを植えたり、地面にハーブを植えたりする事で見た目にも、匂いにも配慮したデザインとなっています。ちなみに地植えしたハーブはパイナップルミントを植えました!明るい斑入りが美しいハーブで、匂いはパイナップルのような香りがします。コニファーはフェンス材のマーブルブラウンとの相性を考えてヨーロッパゴールドをチョイスしています。共に暑さにも寒さにも強い植物たちです。

このように植栽を上手く取り入れる事でゴミ保管庫の存在をデザインの一部に吸収する手法、意外と使えますよ。ぜひ参考にしてみて下さい。

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どうですか抜け感、出てました? どうも外構は立派に造り過ぎると威圧感があったり、閉鎖的になりがちです。だから程よく周囲に溶け込むようにナチュラル感やルーズさも必要なんですね。

ぜひ参考にして下さい。

今日は出来立てほやほやの目隠しフェンスで造ったドックランのお庭をご紹介させて頂きました。

それではまた。

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M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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