白華現象をやっつけよう！実はレンガもコンクリートもハッカします。
今日は四月に工事させて頂いた外構工事の白華とモルタルの除去にお伺いさせて頂きました。とても良いお天気で水遊びには最高のコンディションでしたよ。。。
白華（エフロレッセンス）は早めにやっつけよう！
レンガや天然石、あるいはコンクリートなどの外構工事ではお馴染みの材料ですが、実はどれもこれも結構な確率で白華します。白華（エフロレッセンス）とはセメントが材料の隙間から出てきて空気中の炭酸ガスと反応して白い結晶になって表れる現象のことを言います。
たとえ白華しても構造上の問題は全くないので心配は無用ですが美観を損ねるので厄介です。
この白華現象は施工してそれほど時間が経っていない場合で、尚且つ比較的に寒い時期に起きやすいので春先や初冬に多く見られます。数年ほど経過すると白華も治まるので最初の数年間は注意して見ておいた方が良いですね。
発生後早い段階であれば簡単に落とせるので見つけたら早急にブラシやスポンジを使って水洗いして下さい。水で落ちない場合はサンポールを使うと落ちやすくて便利です。
と、言うことで今日の白華退治を軽くご紹介！
と、いう事で本日の作業内容を軽くご紹介しちゃいましょう。
先ずはアンティークレンガの白華から行きます！
レンガのフチが白くなっているのが分かりますか？！ これをブラシで軽く水洗いします。そうするとご覧の通りにキレイになりました。
続いて土間コンクリートも行っちゃいましょう。
このまま勢いに乗って次のお宅へ！
こちらは白華うんぬんの以前に施工の際に付着したモルタルが拭き取り切れなかった汚れも交じっているのですが同じように水洗いやサンポールを使用する事で簡単に落とせます。
白華で白い石が黄色くなったりもします。
白華と言っても白くなるばかりじゃありません！元々白い石が黄色くなったりもします。突然黄色くなるのでちょっとビックリしますよ。
じつはこれ白華と同時に石の中に存在する灰汁（アク）がモルタルに刺激されてにじみ出て来ているからなんです。
とは言ってもアクは雨水などに流されて日を追うごとに徐々に薄れていくのでご安心を。
街で大好きなレンガや天然石が白く汚れているのを見るとぼくはとても悲しくなります。早めのうちなら軽く洗うだけでキレイにもなりますが時間が経って厚みを帯びてくると結晶化して簡単には落とせなくなります。
もちろん専用の薬品を使って落とすことも可能ではありますがとても高価な洗浄材なので、発見したら直ぐに落として下さい。せっかくお気に入りの外構を造ったのに手入れを怠るなんて勿体無いです。
それにもっと悲しいのは汚れたまま引き渡す業者がいる事です。引き渡し後に白くなってしまう白華現象はある意味で仕方のない部分でもありますが天然石がモルタルで汚れたまま引き渡すなんて論外です。当然ながらお施主様は本来のキレイな石の姿をご存知ない訳ですから・・・
最新の施工例は近いうちにきっと
今日の白華を落とした２件の外構はとっても素敵に仕上がっていますがこれから植栽を行ったり、ディーズガーデンの最新の物置を設置したりと、皆さんへのお披露目はちょっと先の事となりそうです。ぼくも本当の完成が早く見たいところですが「急がば回れ」焦って失敗するよりはじっくりと、ね。
それにしても今回のアンティークレンガもイエローの石英石も両方とも凄くカッコいいです。
今週は土間コンクリートにイエローの石を
それはそうと、ぼくが平岡でゴシゴシしているうちに西区山の手の現場では土間コンクリートの舗装準備が着々と進められていました。
エクスリーフはしっかりと断熱材を入れて凍上対策を怠りません。さらに細いワイヤーメッシュは使わずにD10の鉄筋を１５ｃｍのマス状に配置して行きます。本来コンクリートは圧縮に強いので土間コンクリートに鉄筋を入れてここまで強度を上げる必要はありませんがこうする事で浮き上がりを抑えられると共にクラックの発生を最小限に抑えられるのです。
さらにさらに一般的な厚みは１２０ｍｍが多いのですがエクスリーフは例えトラックが乗っても割れない１５０ｍｍ厚が基本仕様です。
強度だけではなくて、見た目にも拘りたいので目地にはイエローの可愛らしい石を敷き詰める予定です。
心配なのは生コンを打設する際の天候だけなのですが果たして・・・
今日は白華現象のメンテナンスについてのご紹介でした、ぜひ参考にしてくださいね。
