あの日の一枚

社長のひとり言

いつもご覧いただきありがとうございます。富山です。

今日はとても聞き上手なお客様とのご商談だったので、すっかり調子に乗ってずいぶんと余計な事ばかり一人で話してしまいました。本当はぼくが聞く側にならないといけないのになあ・・・

いろいろと聞いて頂いて、ありがとうございました。おかげさまで頭の中がスッキリと整理された感じがします。誰かに話す事でごちゃごちゃしていた悩みがスッと胸に落ちてきた気がする事ってありますよね?!そんな感じです。

ものづくりの喜びを次世代に受け継ぎたい

そんな会話の中で、若い職人さんを育てて行きたい、いや育てなきゃならない、みたいな事を言わせて頂いたんですね。で、その時に2年ほど前に辞めてしまった20代の若者のことを思い出したんです。

彼はとても力持ちで、それでいて優しいとても良い子だったんですけど、少々忘れっぽいところがあるのが玉にきずで、ちょいちょいミスをやらかしては現場で親方や先輩方に怒られていたんです。それでも我慢しながら何年も修行を重ねて、ようやく一人でブロック塀を積めるところまで技術を身に着けていたんです。

ちょうどあの日も、ぼくがブロックに描いた赤いラインに沿って一生懸命にブロックをカットしたり、丸いレンガの花壇なんかもようやっとキレイな円を造れるようになってね。

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拡大すると見えるかなぁ、こうだああだと言いながら赤や白のチョークで曲線を描いてみせて、カッコいい門柱を造ろうなぁ~って言いながら7月の暑いさなかに頑張ったんですよねぇ。
スリットの穴位置も細かく図面に描き込んで指示していたのに間違える辺りが彼らしいところでしたけど・・・

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ちょうどこの日の直後ですよ、親方に怒られてそのまま辞めちゃったの。

もう少しちゃんとぼくがフォローしていればと、いまでも時おり後悔と共にあの日の事を思い出すんです。ただ、聞くところによると今はまったく別な道で頑張って修行しているそうなんで、それはそれで良かったのかなぁと。

ただ一つ悔やまれるのがこの完成した門柱を彼は一度も見ずに辞めてしまったこと。表札や照明を取り付けたこの素敵な門柱を自分が造ったんだという自負を彼にも抱いて欲しかった。共に歓びを分かち合いたかった。それだけが悔やまれてなりません。

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そして昨日、彼と一緒に造ったこちらの門柱のお客様から二期目の工事のご依頼を頂戴しました。彼は居なくなってしまったけれど、一緒に造ったこの素敵な門柱は今も光輝きそこに建っています。そしてぼくはこの外構をもっともっと素敵に進化させます。

願わくばこの記事を彼が目にすることを願わずにはいられません。

それではまた。

M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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