レンガの敷き方にも幾つかのパターンがあるんです!
いつもご覧いただきありがとうございます。富山です。
この頃、デザインで悩む事が多くてご提案プランの作成が思うように進まないのです。少し前までは広めの敷地に家を建てる方が多くて割りとサクサク描けていたのですが、このところ市内中心部に家を建てられる方が多くなっている関係で、限られたスペースに効率よく、しかも使いやすくて見た目もお洒落なデザインを要求される案件が多いため、これがまたなかなか難しい。
とはいえ、土地が広いとご予算も膨大になるため、コスト的な制約もあって言うほど簡単ではないので、プランを考えるのは本当に難しいことだと思います。ましてやそれをお客様ご自身が考えるとなればなお更です。
外構業者によっては「言われた通りに造る事は出来るけどウチはデザイン的な提案はちょっと・・・」みたいな感じの事を言われたりするのも珍しくないワケです。外構に携わっている者ですらそんなこと言っちゃう位に難しいことなんだから、そんなサクサクと描けるワケがない(うんうん)と自己弁護してみる。
先日、来週から工事が始まるお客様からレンガの敷きパターンで悩んでいるのでもう少し待ってくださいとのお電話があったんですけど、そりゃあ悩みますよねぇ。それによって見え方が違ってくるんだし。
これは当店でおススメしているレンガの敷きパターンですがコレ以外にも世界中を見渡せばまだまだたくさんあったりします。あまりたくさんのパターンをお見せするとかえって悩む原因を増やすだけなので絞ってご案内させて頂いておりますが中にはご自身で探してパターンを指定してこられるお客様もいらっしゃいます。
そんなレンガ好きの方の参考になるよう過去の施工例からいくつかの種類をご紹介させていただきますね。
先ずはちょっと柔らかいイメージを持つお洒落なパケットウィーブからご紹介します。
続いて横揺れに強く駐車場に向いているヘリンボーンをご紹介します。ニシンの骨を表現しているとも言われるヘリンボーンは住宅の床や洋服の柄にも用いられるオーソドックスなパターンですがぼくは何気にこれが一番好きです。
それにしても道路のくねくねした舗装の曲線によくもキレイに合わせてレンガを敷いたもんだ。これを敷いた職人さんは既に引退されてしまったが一個一個の大きさが微妙に違うレンガをこれほど美しく敷く技術はまさしく職人の技である。
続いてはランニングボンド。これは言うまでもなくオーソドックスなレンガの敷きパターンですね。素材の良さを一番引き出すパターンなのでヨーロッパから輸入した古レンガにピッタリな敷き方です。それにしてもカッコいいオールドブリックだと思いませんか?!
こちらもランニングボンドの一種ですが色違いで小さいサイズのレンガを使ったパターンです。このようにサイズ違いや色違いを部分的に使用すると印象がずいぶんと変わります。
こちらは階段や横の花壇も一緒にレンガで造らせて頂きました。レンガの良さが際立って、めちゃくちゃカッコいい玄関前になっています。イタリア産のポルフィード石を使った花壇もレンガとの相性が抜群ですね。最近は物価高でこういった案件が減ってしまいさみしい限りです。どなたか造らせてくれませんかーーーー?!
他にもまだまだたくさん素敵な施工例があるのですが時間がないので今日はこのへんで終わりにしたいと思います。それにしてもレンガはいいなぁ。自然素材だからこその風格と優しさに溢れている感じが良い。住宅の玄関付近が幸せに溢れている感じがとても良い。
それではまた。