季節を感じることの大切さ

社長のひとり言

もうすぐお盆、早いなぁ。いかんいかん、また言ってしまった(^_^;)
「早いなぁ、もう〇月だ」とか「早いなぁもう〇日だ」や「早いな、もう〇曜日だ」とかってついつい言ってしまうのですがこの「早いなあ」と言う感覚はあまり良いものじゃないですよね。いつも夫婦でこのワードは使わないようにしようと話しをしているのだけれど、こうも慌ただしい日々が続くとついつい口から出てしまうから困ったものです。それは同時に季節を感じる余裕すら無くしてしまっているのではないかとすら感じてしまう。つまりそれは春に桜、夏にはバラ、そして秋にはコスモスなどの季節を感じる草花を愛でたりする余裕すらなくなってしまっていると言うことでもある。

「その瞬間を大切にする」と言う感覚

「その瞬間を大切にする」と言う感覚の欠如が意味するものは感覚から感性へ、そして感情へと失うモノがやがて大きくなるのではなかろうか。

コスモス畑

先日、夕食の際に中学一年の長男との会話

長男・・・「夏は嫌いだなぁー」
ぼく・・・「は?なんで?」
長男・・・「虫がたくさん出てくるから」

愕然としました。ぼくは小さい頃から親父に連れられて山や川に行ってましたからクワガタやバッタ、トンボなんかを兄弟で追いかけて遊んでいたし、虫が怖いなんて思った事もありませんでしかたら。これはもう、親としてぼくの責任以外の何物でもありません。

「いつでも行ける」
「いつでも見られる」
「いつでも会える」

いつも、いつでもと、どこかで思ってしまっていたんです。
たとえば、

  • 春に桜を見る。
  • 夏に海水浴に行く。キャンプに行く。スイカを食べる。
  • 秋に紅葉狩りに行って温泉に入る。
  • 冬にスキーに行く。

どれも、その季節にしかできないことばかり。けれど、ここ数年を振り返ってみて、そういう時間が持てていたのかというとそうではないことに気づく。改めてそのことに気づくと愕然としました。子供たちを連れて花見に行っただろうか?旅行以外で海水浴はいつ以来だろう?下の娘はキャンプすら行っていない。張り切ってスキー板を買ったのに何回行っただろうか?!

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そうやって、月日は過ぎ、歳月は流れて行く。

こうした実体験の不足は子供たちの健全な想像力や創造力の育成を阻害しているのではないか?!これはいかん。ホントにいかん。今はスマホで何でも調べられる時代。子供たちも何かあれば直ぐにスマホに頼る。今は情報に溢れる時代だから知りたいことは直ぐに知ることが出来る。でもそれだけだ、一時的に情報を入手しても記憶には残らない、知った気になっても残りはしない。だから実体験が大事なのだ。

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自分自身のカラダで記憶できる実体験を大事にしたい。

日頃から外構のデザインを考えるうえで創造力が大事だとイヤと言うほど痛感する時がある。毎日毎日お客様が生活する中でご家族が幸せに暮らすためにはどんな外構が必要なんだろうと日々考えているのだけれど相手の心情をおもんばかって、自分だったらどうだろう?どう思うのか?どう行動する?というイマジネーションを膨らませなければ良いデザインは生まれてこない。

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目に見える情報、聞いた情報だけではダメなんです。その背景やお客様の心情、もっともっとたくさんの目に見えないモノを想像しながらイメージを膨らませなければ良いデザインは生まれてこない。それを身に染みて知っているぼくが子供たちに必要な創造力や想像力の成長を阻害していようとは・・・我が家族のためにも、それにもっともっと良い仕事をするためにも、ほんの少しココロに余裕をもって季節を感じる暮らしを心がけたい。

ボタンひとつで画面の前で簡単に手に入る情報よりも自分自身のカラダで記憶できる実体験を大事にしたい。そんなことを感じる夏の夜でした。みなさま、事故だけは気をつけてご家族で夏の思い出を楽しんでくださいませ。

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M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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