つらい時は振るい落として身軽になろう。じつは常緑樹も落葉します。
いよいよ紅葉も真っ盛り、まさに秋たけなわですね~。
つい先日も定山渓を通ってみたらカエデやサクラが見事に色づいて、そりゃあもう美しいのなんのって、今が見頃ですからお時間のある方は是非とも気分転換に紅葉狩りなど如何でしょうか?!
紅葉といえば、冬でも幹や枝に葉が付いていて年中緑の葉を見る事が出来るコニファーなどの常緑樹でも葉が落ちる、つまり落葉する事があるってご存知でしょうか?!
常緑樹も落葉します。
意外と知られていませんが常緑樹とは言え、数年に一度は古くなった葉を落として身軽になる事があるんです。これを”葉を振るう”というそうです。
よく考えてみたら当たりまえなんですよね、毎年のように次々に新しい葉が芽吹いてくる訳ですし、逆に古い葉は段々と硬くなって役目を終えるのですから、いくら常緑樹とは言っても落葉はごくごく自然なことなんです。
生き延びるために
ちょっと気になって今年の春に植えさせて頂いたグリーンコーンの様子を見に行って来ました。
案の定ご覧の通りに一部が茶色くなって触るとポロポロと落ちて来ます。
特に植えたばかりの樹は根を切られて移植していますから体力的には弱っています。
このままでは寒い冬を生き延びる事が出来ないと身の危険を察知した樹が自らの葉を落とし生き延びようと頑張るのです。
すごく痛々しく見えて、とても心配になってしまうのですが自らを調整して厳しい冬を乗り越えようと頑張っているのですから、むしろ健全な証と捉えて、あとはこの樹の生命力を信じて若葉を出す春まで温かく見守るほかありません。
つらい事を言葉として吐き出して軽くなる
人間もときおり潤いを失ってストレスに耐え切れずに心が枯れてしまいそうになる事がありますよね。そんな時は辛い事を言葉として吐き出して誰かに聞いてもらいましょう。無理に色々なことを抱え込むと苦しいばかりです。
とは言っても何度も同じ人に愚痴っていると終いには聞いてくれなくなる、というより嫌な顔をされるようになってしまうので言えなくなっちゃいます。そりゃ誰だって嫌な話しは聞きたくないもんね。
だから、嫌な話しも良い話しも、全部受け止めてくれる人を見つけましょう。そんなありがたい人は一人で十分です。そのたった一人の人に我慢せずに吐き出しましょうね。
そして、今度はあなたが相手の話しを聞いてあげる番です。そうやってお互いに悩みを聴き合うことが夫婦であれ、恋人であれ、良好な関係を保つ秘訣でもあるとぼくは思います。
こちらはコニファーのなかでも珍しく毎年冬になると紅葉するエレガンテシマです。といっても色味は落葉樹のようにキレイではないので、ムロで冬囲いして春に備えてお休みさせてあげて下さい。
それにしても植物の生きようとする力、と言うか生命力にはいつも驚かされますよね。ぼくたちも頑張んなきゃ(^^♪