カッコよく設置したい!スタンド式のポストをポールに取り付けると言う方法
一昔前まではポストと言えば建物の入り口近くの壁に穴を開けて設置するのが当たり前でした。あ、これ北海道での話ね(^^♪
お馴染みのぽっかりと口が開くポスト、北海道じゃ当たり前にどの家にも付いているこちらのポスト、このところ徐々に姿を消しているんです。その理由は
- 気密性能の数値(C値)が落ちる
- 結露が発生する
- 防犯対策
1と2については言わずもがな、といった所でしょうが問題は3です。え?ポストと防犯、何が関係するの?って思われるかも知れませんが実は意外と危険なんです。
玄関ポストは危険が一杯?!
ちょうど1年ほど前の事件で牛乳の契約を断られた腹いせに火を付けたチラシをポストに投げ込んでボヤが発生した、といった事件が起きていたり、あるいはお隣同士のイザコザで虫をたくさん入れた封筒を度々投げ込まれたなんて、にわかに信じがたい事件まで起きているんです。
他にもバクチクを投げ込まれたり、排泄物を投げ込まれたり、消火器のホースをポストに差し込んで噴射された、なんて悪質な嫌がらせ行為もあったりしているんです。
報道されない悪質な嫌がらせ行為
これらの出来事はほとんどテレビや新聞でも大きく取り上げる事が無いのであまり知られていませんが全て実際に起きている事件なんです。
そんな事情もあってか、最近の新築住宅ではそもそもポストが付いていない住宅が増えているんです。とくに大手ハウスメーカーさんなんかは「ご自身で好きなポストを買ってどこかに付けてくださいね~」ってな具合らしいのです。
取り付ける場所さえないケースも
とは言ってもどこに付けたら良いモノか?! 意外と取り付けの場所って難しいんですよね?! 例えばこちらのケース
パッと見はどこにでも付けられるように思えるのですが案外そうでもない。例えば玄関ドアの左袖の壁に付けるとなるとドアがポストにぶつかってしまうし、かと言ってドアの右横に付けてしまうとポーチの奥行が狭いので狭苦しく感じてしまうのです。
だからってリビングの窓横の正面の外壁にポツンとくっつけるのも抵抗があるし・・・
ん~困った! こちらの家を設計した人はどこにポストを取り付ける想定で図面を描いたのだろうか?とつい思ってしまう。
そこで今日は”家を建てたは良いけれどポストが付いていなくて困っている”や”どこにポストを付けたら良いのか?”ってお困りのそんなアナタにどこにでも気軽に設置が可能なスタンド式のポストをアレコレとご紹介させて頂きます。ではさっそく!
テラコッタ風で可愛らしい”Pouch”
最初にご紹介するのはナチュラルで可愛らしい樹脂製のポスト、京都の老舗メーカーであるディーズガーデンから発売されているその名も”ポーチ”です。
どこからどう見ても陶器にしか見えないのですが持ってみると凄く軽くて驚きます。それもそのはず、こちらのポーチは強化プラスチックで造られた樹脂製なんです。だから割れる心配もありません。おまけに寒さにも強いので極寒の北海道でも安心してお使い頂けます。
お色はオレンジ、レモン、ホワイト、ブラウン、サンドの計5色をご用意していますのでご自宅のイメージに合わせてお選び頂けます。
また、A4サイズの大型郵便物も軽々と入る投入口寸法なので分厚い通販カタログや町内の回覧板もラクラク入る優れモノです。
これぞ王道!本場アメリカンポストの”カーライル”
なんだかハリウッド映画に出て来そうなこれぞアメリカンなポストです! 最大の特徴はフラッグですね(^^♪ 配達員が投函するとフラッグを立てて、住人が受け取ると下げるといった当たり前の使い方もあれば、本場アメリカでは配達して欲しい郵便がある場合にフラッグを立てておけば配達員さんが切手を貼った郵便物を集荷もしてくれるという。なんとも便利な仕様なのです。
それもそのはず、このポスト、アメリカ合衆国の郵政公社が認めた公認のメールボックスなのですから。
アメリカでは各家のポストは道路脇に設置したり、場合よっては集落の全てのポストを一か所にまとめたりと配達員さんが配りやすいようにとても配慮されたお国柄なのです。
広い国土ならではの郵便事情ではあるけれど、その優しさは見習いたい部分ですね。
こちらのARCHITECTURAL MAILBOXES社製アメリカンポスト”カーライル”はセキスイデザインワークスから発売中です。お値段もスタンドとセットで45,360円(税込)と大変お得です。
上質な質感と使い勝手のユーロバック
つぎにパナソニック社製の質感にこだわった特殊塗装が魅力の”ユーロバック”をご紹介します。
手に持ってみるとズッシリと重くてとても重厚感があって驚きます。おまけに玉吹き塗装が施されているので表面が凸凹していて奥行感がたまらなく素敵です。
もちろん本体のみならずフタまでもがしっかりとした造りになっていて一切の妥協を感じません。しかもフタがガッチャンと締まらないようにゆっくりと閉まる”ゆっくり蓋機構”が採用されていて、さすがは家電メーカーならではの使い勝手となっています。
お色は計6色、どれもがとってもリアルで重厚感が漂う逸品なのでお色選びは意外と難しいかも知れません。
取付方法はさまざま。インターフォンや表札も一緒に設置可能なエントランスポールに取り付けたりも可能です。
こちらのように専用ポールで取り付ける事も可能です。
本体価格49,300円(税別)
北欧の定番ポストは真っ赤な”ボビ”
そして最後は僕がいま最も注目しているスタンド式ポストであるフィンランド製のBOBI(ボビ)をご紹介します。
何とも言えない丸くて可愛らしいフォルムが特徴的ですよねー(^^♪ ポストをぐるっと取り囲むようにラウンドしている専用ポールがおしゃれ感を演出しているんです。しかも先端が丸いから雪が降っても滑って落ちやすい構造もまた北欧ならではの造りですよね。
ハッキリ言って、もうコレはまさに北欧テイスト満載なポストなのです。
カラーバリエーションも豊富でどれもすてきでしょ! なんと言うか、この色の楽しみ方は一年の多くを室内で過ごす北欧の人々ならではのオシャレ感。
どことなくIKEAにも通じるモノがある気がします。
いやいやいや、これカッコいいでしょマジで!やっぱり北欧デザインはステキだわ本当に。
ところで3点セットに含まれているボビレバーって何? ウムムム、
ちょっと分かりにくいかも知れないけれど、ボビには通常レバーが付いていなくて鍵穴にカギを差し込んだ状態で開閉する仕組みなんですね。そんでもって、このレバーは鍵穴を取り外してそこにこのレバーをはめ込むとレバーをつまんで開閉が出来ますよってモノなんです。 ん~、防犯上いかがなものか?!って気もしないでもないが( ^ω^)・・・
後ろ出しは”ボンボビ”と言います!
そっくりだけどこちらはデンマーク製のメイファです。
あー、それからボビとそっくりなメイファって名のポストもありますね。こちらはデンマーク製です。
とっても似てるんですがこちらの方が少し奥行きが薄いかな?! でも、このアンバーという濃い目の赤が渋くてカッコいいと思います。ん~悩んじゃうなぁ
ポストの位置は事前に決めておきましょう!
と、いうワケで今日はスタンド式のポストを4台ほどご紹介させて頂きましたがいかがでしたか?!
いや~外まで郵便物を取りに行くのが嫌だからウチはやっぱり壁に付けたいわ、って声が聞こえて来そうな感じですが、おかしな近隣住民が増えていますからねぇ、不用意にポストを壁につけてしまうと大変なことに・・・
いずれにしても家が建ってからあーだこーだと言っても後の祭りですから、設計の段階からしっかりと計画を立てて慌てないようにしたいものです。
また、ポストは似合っていれば立てるだけでガラリと雰囲気が変わるほど、カラーコーデの上でも重要な役割を果たすアクセントです。ぜひアナタだけの素敵なポストを見つけて毎日が楽しくなるような外構を造って下さいね。
それから下にある以前書いた記事で設置場所の事も触れていますので良かったらそちらもご覧下さいませ。
それではまた。