事実は存在せず、あるのは解釈だけなのです。
事実というものは存在しない。
存在するのは解釈だけである。
これは有名なドイツの哲学者、ニーチェの名言ですね。ぼくの好きな言葉のひとつです、例えば仕事で何か失敗した時に「あゝ、ぼくはこれでまた一つ経験を積んでステップアップ出来たんだぁ」などと自分に都合の良いように解釈して、失敗という事実をこれからの成功の糧にというプラス思考として解釈することで自責の念を和らげようとするんです。
それにしても、「事実」とは非常に曖昧な定義だと思いませんか?!
と、いうのも先日とあるメーカーさん主催の勉強会で「スマホ時代に最適化したサイト制作」と題して東京のIT会社さんのセミナーを50分ほど、聴かせて頂く機会がありました、その中のお話しを少しご紹介したいと思います。
SEO対策とは何のこと?
みなさん、SEOって何のことかご存知ですか?
「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」という意味です。 つまり、GoogleやYahooなどの検索エンジン(検索サイト)で、特定のキーワードで検索した際に上位に表示されるための対策のことです。
引用元:http://sosus.info/002/01/
このブログをご覧の方々はどうやってこちらのページにたどり着かれたのでしょうか?! 外構工事とかエクステリアとかで検索されました?それともエクスリーフで検索? そう、みなさん何らかのキーワードでググってこちらに来て頂いている訳ですよね。でもってSEOとは、ある特定のキーワードでググった時に上位表示させるための対策の事なんです。
SEOの外部対策と内部対策
いまやYahooも高いお金を払ってGoogleの仕組みを使っているのでグーグルさんに向けた対策が必要なのですが大きく分けて外部対策と内部対策の二つの対策が必要となっています。外部対策とは他のサイトからのリンクを多く集めることを言います。つまりたくさんのサイトから紹介されているのだからそのサイトは見ている人にとって有益なサイトだとグーグルさんのロボットが解釈するワケです。それとは別に検索されたキーワードに対するコンテンツが充実しているのか?とか、見出しをつけたり動画や画像で分かりやすくサイトが作られているのか?とかって、中身を充実させる対策が内部対策となるのです。ただし、読むことの出来る文字などのテキストも大事ですが、内部対策もロボットが相手なので、画面上には見えない隠れているHTMLなどのWebページを構成するコンピュータ言語も重要になるのです。
どこにコストを掛けるのか?
でもって外部対策と内部対策を具体的にどうするかと言いますと。外部対策の場合はSEO業者にお金を払って自社サイトにリンクを貼ってもらう方法が一般的です。一昔前は知り合いの会社と相互リンク、つまりお互いにリンクをはり合う方法もありましたが今は相互リンクが逆にペナルティとなるようで、唯一有効なのが一方通行の被リンクで月額数千円から数十万円と費用も効果も様々に存在しています。一方で内部対策はHTMLなどのコンピュータ言語を理解していないと対策が打てないワケなのでサイトの制作会社に頼らざるを得ないのです。
まだまだ有効な被リンク
さて、SEOの外部対策と内部対策をご理解頂いたところで話しを元に戻しますね。冒頭に触れたIT会社さんはサイト制作の会社、つまり内部対策に関わる側の方なんです。で、その方によると「最近は中身が無いのに被リンクだけで上位表示されるサイトをグーグルさんは良しとしていない、だからこれからは中身が大事なんです!」と。たしかに一理あります、そうなって欲しいとも願っています。
でもぼくの知っている現実は違うのです。と言うのもぼくはサイトを自分で作っているのであらゆる方法で内部対策を行ってきました。逆に外部対策は前出のIT会社さんやその他のサイト制作会社さんの言葉を信じて一切お金を払っての被リンクは付けていません。その結果うちのサイトは、例えば札幌市、エクステリアで検索しても3~4ページも下に表示されています。中身が薄っぺらいのに被リンクをたくさん貼ってトップページに表示されている会社がたくさん居るのにです。そのIT会社の方が言うには、「グーグルさんは日本にも30名前後の人員を配して目視によるサイトのチェックを行って被リンクだけのサイトを上位表示させまいと躍起になっています」もしもその話しが本当ならば、いかにロボットが不完全であるかを示しており、しかも数多あるサイトをたかだか30名でチェック出来るのかいな?!と疑いたくもなるのです。これらの状況を考えると未だ被リンクの有効性は高く、サイトの中身だけでは上位表示が難しい状況はまだまだ続きそうだなぁ、というのがぼくの解釈です。ちなみにぼくたち外構業者のサイトは作るのに平均80万~120万円くらいの費用が掛かり、それを2~3年毎に作り変えるのですから非常に高いコストです、だからこそ有効な対策を本気で考えねばなりません。
結論「立場によって解釈が異なる」
逆にSEO業者が言うには「グーグルのロボットには限界があって、見る人にとって良いサイトかそうでないかは被リンクに頼らざるを得ないのだから、この先も外部対策は有効ですよ」と言う説明をするのです。
これだけインターネットが普及し、なんでもググれば情報が集まる世の中ですが詰まるところ、ニーチェが言うように事実というものは存在せず解釈があるだけなのだとつくづく思い知らされます。結局、内部対策にしろ外部対策にしろ、高い費用をIT会社に支払わなければならない事に変わりはなく、どちらが自分にとって都合が良いかで解釈するしかないのです。
事実を知るには学ばなければならない
今さっき見ていたアニメ番組でこんなセリフがありました。「解釈は一つではなく、選択肢は無限にあるのだけれど、自分で選べるのは一つだけ。だから多くのモノを見て、知識を深めて物事をきちんと判断し、選択する力を身につけるためにもっと学ばなければならない」おおよそこんな感じの事を言っていました。まったくその通りですよね。外構工事やエクステリアをお考えの皆様もご自分なりに色々と勉強されて、そのうえでボクたち業者の話しを聞いて自分なりの解釈を見つけ出して下さいませ。
あ、ちなみにぼくは未だに週間少年ジャンプを愛読し、アニメ番組を見続けるオタクな46歳のオヤジですが( ゚Д゚)ナニカ?
ここまでとりとめの無い話しを長々とお読み頂き、誠にありがとうございました。