グラフで見る外構工事の値上り率がエグイ件

いつもご覧いただきありがとうございます。富山です。
ここ最近の物価高は目に余るほど酷い。とくに生コンはこの春に3割も上昇しており外構工事の費用を押し上げているが、アスファルト溶剤についても負けず劣らずの値上りっぷりだからどうにもとまらない。
つい先日、G7首脳会議が行なわれていたが、気がつけばG7各国の中で日本が突出して物価が上がっているのだから笑えない。欧米の方が日本よりも物価高で苦しんでいると思い込んでいたけれども、いつの間にかそれよりも日本の物価高が酷い事になっていた訳だ。
それでなくても日本は実質賃金がマイナスを続けている訳で、そりゃあ生活が苦しくなるのも頷けるってものです。なぜこのような状況になってしまったのか?!
この惨状を招いたのは政治の失策であることは火を見るよりも明らかなワケで、国を正しく導いてくれる方に自分の一票を託す事が今こそ本当に大事なんだと、今まで50年以上も生きて来て初めて実感している。
そんな事を言うと、多くの人がそうは言っても投票したい人が居ないと口々に言うし、確かに自分もそう思っていたけれど、それは単に自分が関心を持たなかっただけで、ちゃんと調べれると志を持った雄志が立候補していたりするのだから驚く。
調べるといっても、テレビや新聞などの既存メディアを見てもそんな情報は隠されていて世の中を変えるほどの人材は見えてこない。でも、そんな時代は終わりを迎えつつある。インターネットやSNSもあるし、友人知人からの情報でも良い。とにかく一票を託せる人を見つけて投票して欲しい。
結局、国を亡ぼすのは無関心なんですから。
グラフで見る外構工事の値上り率
しょっぱなからついつい重たい話しをしてしまいましたが、それくらい現状が厳しいので、それを知って頂くために今日はこんなグラフをご紹介させて頂きたいと思います。まずはアスファルトの価格推移から!

このデータは札幌圏のアスファルト溶剤の価格推移で最新の数値が2025年1月となっています。この4年で3割近くも値上がりしているのがお分かりいただけると思いますが実は一番値上り率が高いのは2025年4月なので、それを加味すると4年で1.5倍にも値上りしているんです。2000年と比較すると倍では済まないほどで、めまいすら覚えるほどだ。
続いて生コンクリートのグラフもご紹介させて下さい。

こっちのデータも今年の1月までしか反映されていないのですが、なんと生コンに至っては4月に3割も値上がりしているんですけど、それを加味するとこの10年で4倍近くも値上がりしている事になるんです。
こう見ると、恐ろしくないですか?!
ある意味で物価が上がることは仕方がない。だってそうでしょ、国債をどんどん発行してお金の量が増えているんだから、それだけお金の価値が下がるんです。要するに物価が上がるっていうからピンと来ないだけで、お金をたくさん発行してその価値が薄まっているから結果的に物価が上がっているって事なんです。
問題はそこじゃない。
その配られているお金が我々庶民の元に届いていないって事が問題なんです。考えたら分かるじゃないですか?!だって物価が上がってるんですよ!その分、会社の売り上げだって上がっているはずですよ。現に今期イオングループは総売上が初の10兆円越えですよ!国の税収だって、5年連続で過去最高の税収を更新しているんですよ!
なのにどうして、我々の実質賃金だけマイナスなんですか?! つまりそこが問題なんです。
こんな時代だからこそ品質を優先するべき
これだけ色々と値上がりして、あげくの果てに増税されて、なのに収入は増えるどころか減る一方で、そんな状況下で外構工事やろうと思っても、ぜんぜん予算に合わなくて、だからなんとか安くやってもらえる会社を探すって流れは分かるんです。でも、これだけは覚えておいてください。外構工事に限って言えば
価格=品質(耐久性・仕上りの良さ)
たくさんの会社から見積りを取るのは大いにやるべきですが、値段を優先しすぎるとその全てが自分に跳ね返ってくる事だけは忘れないで下さい。
予算が合わなかったら内容を見直して下さい。土間コンクリートをアスファルトに変更するとか、目隠しフェンスが欲しかったけど、高さを低くするとか、内容を見直すことで下げられるコストもあるんです。それを欲張って安い会社、安い会社って感じで探すから、あとあと後悔する事になるんです。
その事だけは忘れないで下さい。
あ・と・が・き
本当はこんな暗い話しはしたくないのですが、品質が悪い事で有名な会社が忙しくて工事がびっしりと聞くと、あぁそれでまた大変な思いをする人が増えるんだよなぁ、と嫌な想像しか出来ないからつらいし、正直に一生懸命にやっていた会社がお店を畳んだ話しを聞くたびに居た堪れない気持ちになる。
早くこんな暗い時代が終わって欲しいと願うばかりです。
そうは言っても、決して悪い話しばかりじゃなくて、最近ようやく応援したい、というかこの政党なら日本を元の姿に戻してくれるんじゃないかと期待させてくれる政党が見つかって、それで少し気持ちが軽くなった。
どんな時代だろうが、必死に働いて、必死に生きていく事に変わりは無いし、全てを政治のせいにするつもりも無いけれど、ひとりでも多くの人が政治に興味を持って、その尊い一票を誰かに託して欲しい。それはテレビや新聞に誘導されるのではなく、ちゃんと自分で時間を掛けて調べた相手に託して欲しい。少なくとも選挙にも行かずに票を捨てる事だけはしないで欲しい。
そう願わずにはいられない。
それではまた。