外構屋さんが人生のどん底で得たスキルとは？
気がつけば立春も過ぎて、いよいよ春に向けた準備にアタフタと追われる日々を過ごしている富山です。いつもご覧いただきありがとうございます。
こんな冬の真っ只中にもかかわらず、ぼくからのご提案をお待ちの皆さま。お待たせして大変申し訳ございません。一軒一軒、真剣にそして丁寧にプランを練り練りしておりますのでもう少しだけお待ち頂けましたら幸いです。
と、いきなりお詫びからはじまっちゃいましたけれども、なんだか今年の冬はいつもよりプランニングのご依頼が多くて自分でもチョット驚いているんです。
そんな中、数日前にGoogleから「ホームページに問題が検出されました」って感じの何やらヤバそうなメールが届きました。
こんなの急に届いたもんだから、慌てて調べて見たんですが、まあ別に内容は大した問題では無くてリッチリザルトを表示させるためのdata-vocabulary.org という構造化データの使用を終了させるからschema.org へ移行させてね！ってな感じの内容だったワケです。WEBデザイナー以外の方にとっては「なんのこっちゃ？」って話しなんでそこはスルッと流してもらって良いんですけど、これの処理を行う作業を素人のぼくがやるとなると少なくとも２日は掛かる大ごとなワケですよ。あ~もう、こんな事ばっかりやってるからいつまでたってもプランニングが進まないのに・・・
あ、いやいや今日の本題はそんな話しではなくてですね、さっきのGoogleからのお知らせを見ていて気になって調べて見たんですけど、なんとインターネットで「外構工事、札幌」で検索するとエクスリーフが検索結果の順位が第４位になっておりました！パチパチパチパチ
昨年の夏ごろに調べた時は二桁の順位だったのになんでこんなに上がっているんだ？ってことで調べてみたらどうやらGoogleさんが大きなアルゴリズムのアップデートを行ったらしく、それによって大幅に順位が引きあげられたみたいなんです。ウチみたいに上がったサイトもあれば、逆に下がったサイトもあるワケですがどちらかというとウチが上がったというよりも他社が下がったと見た方が妥当な気がします。
下がったサイトの特徴を解説しているサイトから原因を抜粋してみたら以下の通りです。
- 画像がメインでテキスト量が少ない
- パソコンとスマホで内容が異なる
- 目的のページが見つけにくい
- 内容が希薄で信ぴょう性に乏しい
ん~これを外構屋さんに求めるのはちょっとコクだと思うなあ。だって大概のホームページってWEB製作会社に頼んで作ってる訳だし、それに検索結果の対策、つまりSEO対策だってそのほとんどが業者任せにして順位の向上を図っているワケだから自分たちじゃどうしようもないことだと思う。
何はともあれ、こんな真冬の時期にプランニングのご依頼が多くなった理由も分かったし、今まで素人ながらに自分でコツコツとホームページを作って来て良かったと、本当にそう思います。
わずか３カ月で閉店した最初の店舗
ぼくだって最初から自分でホームページを作ろうと思っていた訳じゃないんです。そもそもそんな事を自分で出来るとも思っていなかったしね。でもね、そうせざるを得ない事情があったんです。その最大の理由がこちら
この店舗、ぼくがLIXILを早期退職でいただいた退職金を使って建てた最初のお店で、見た目にもこだわって造ったから凄く評判も良かったのですが、それがなんとわずか３カ月で閉店しちゃったんです。もうね、退職金はもちろんだけど趣味のオーディオセットやオメガの時計、その他ありとあらゆる持っている資産を売却してつぎ込んで建てたのに、それがわずか３カ月で閉店なんてさ、さすがにあの頃はキツかったです。
なんでそんなに早く閉めちゃったかというと、目立つところに建てちゃったから毎日毎日新規のお客様が押し寄せてしまい工事はおろか、ご提案のプランニングさえままならなくなってしまったのです。せっかく来てくださった方を門前払いする訳にもいかず、かといってお話しをお伺いしてもお見積りをお出しする目途がまったく立たない。これじゃお客様に申し訳ないし、宝の持ち腐れだからということで思い切って今の事務所に引っ越してきたって具合なのです。
まったくもってお恥ずかしい限りな話しですが、こちらの店舗はその後とある託児所さんに借りて頂いて、いまは子供たちが元気に走り回る園庭にもなっております。
実績も無く、目立つ店舗も持たない自分にできること
長年勤めた会社を辞めて、手にしたお金を全てつぎ込んだあげくにわずか３カ月で閉店。宣伝しようにも資金は底を尽きてるし、閉店したのは１０月だからとにかく冬の間は大人しくして、春までになんとかしなきゃ。ってことで考え付いたのはホームページを自分で作ることでした。出来る出来ないの問題ではなく、とにかくやってみるしかありませんでした。幸いにも冬の間は仕事したくても出来ませんしね。
とはいえ、生活もままならなくなっていたので昼間は夫婦ふたりでヤマト運輸の下請けで宅配便を雪の中で配達しながら、夜にパソコンをカチャカチャしながらホームページをつくっていました。もちろん、まったの素人だからまずは「ホームページのつくりかた」とかってググって、ホームページビルダーという作成ソフトを買ってみたのですが、これが想像以上に使えないソフトで３日分の日当を無駄にして、すごく悔しい思いもしました。
でもまぁ諦めずにコツコツと作り続けて、いまのこのサイトで３代目となりますが、７年目にしてようやく４位まで上がることが出来たワケです。冒頭でご説明した順位が下がる要因もさることながらGoogleさんはサイトの継続年数も順位付けの重要なポイントに捉えています。だから、サイトの中身も重要ですがコツコツと長くやり続ける事もウチのサイトパワーが増した理由だとも思うのです。
とはいえ、さすがにここまでの道のりは長くて辛かったです。だってね、最初のうちは何カ月たってもサイトの訪問者が増えないし、検索順位も数百番とかって途方もなく下にいるワケだから。こうなると、自分で作るなんてそもそも無理だったのか？今まで無駄な時間を過ごして来たんじゃないか？とかって、すごく不安な気持ちになって、まるで暗闇を行く当てもなく歩いているような感覚ですね。そう思ってしまったこともありました。
ところがね、だんだんと目が慣れてくるんです。真っ暗な中でも薄っすらと光が見えてくる感覚というか、どこに行けば光があるのかが分かるようになってくるイメージです。最初のうちはホームページビルダーのようなソフトを使ってみたけど、そんな簡易なパッケージじゃ自分の作りたいモノを出来ないと気がついて、少しずつHTMLやCSSを覚えていきました。どんな内容なら見て頂けるか？本当に役に立つコンテンツとは？ 適切なタイトルの付け方や注目を集めやすい文章の書き方も同時に覚えていく。
そうやって暗闇の中を一歩一歩進んでいくうちに気が付いたら４位になっていたワケです。でも、まだ４位です。順位は毎日毎日変動するから明日になれば下がっているかも知れません。でもこれからも地道にコツコツと皆さんのお役に立てる記事を書いて、そしていつの日にか今回のように気付いたら１位になっているように続けたいと思っています。
それにしても、ひたすらに真っ暗な道を歩いていたはずが気付けば色々に転用可能なスキルを身に着けていました。そういう風に考えると真っ暗な道を歩き続けたあの頃も長い目で見れば大事な時間だったんですね。次にもしまた人生のどん底が訪れたならば、その時はそろそろ体力的にキビシイので宅急便の配送ではなくウェブデザイナーとか、プログラマーとかを副業にしたいかなぁ。こんな事を言ったら奥さんに怒られそうだね。あははは
いやいや冗談はさておき、ぼくの使命はとにもかくにもご自宅の外構工事をお考えになっている方のお役に立つ情報を提供すること、そしてもしご縁があればその方の外構工事やお庭工事をご満足頂けるように造る事。これに尽きるのです。その為にこれからも色々な事に挑戦しながらコツコツと続けていきたいと、そう思っています。
それではまた。
