濡れずに乗車!クールなカーポートがキャノピーになった件
いやいや、今回のカーポート設置工事はしびれましたぁ~(;^_^A
いつもご覧いただきありがとうございます。富山です。
なにが?ってそりゃぁ、幅も奥行もギリギリのスペースに設置しなきゃいけないのに、更に窓と庇の間の絶妙なスペースに屋根の高さを合わせなきゃならない、とんでもなく神経をすり減らす難工事だったです。
ね、痺れるでしょ?!
カーポートをエントランスのキャノピーとして使う!
お客様から頂戴した今回のオーダーはこんな感じ
- 採光タイプの屋根材を使って玄関先を明るくしたい
- 雨の日は一滴も濡れずに車に乗車したい
- 窓の開閉に邪魔にならないようにしたい
- 玄関ポーチの前にくる柱を出来るだけ壁に寄せたい
これってつまりはカーポートをエントランスのキャノピー(庇)として使いたいって事ですよね?!
そりゃぁ素敵で便利だ! だってさ、まるでホテルのエントランス見たいじゃないですか?! ものすごく便利ですよ、どんなに雨が降っていようが雪が降っていようが一切濡れずに車に乗り降り出来るんですから。
地面には色々と埋まってるっていると言う事実
ところがですよ、現実にはそう簡単には行かない訳です。だって地面には排水管やらガス管やらが埋まっているから。例えばこんな感じに
それがまた、ちょうど柱を建てたいところに埋まっていたりするワケですよ。
もう、掘った瞬間から嫌な予感しかしないんです。
それでも何とか屋根を前後に切り詰めたりしながら柱の位置を絶妙に調整し、やっとの思いで設置し終えたのがこちら!
もう、泣いても笑ってもこの位置にしか設置出来ないって程のジャストフィットなポジションに収まっています。イヤーホントにシビレマシタ。
そのうえご覧の通り、庇とカーポートが重なっていますから雨除け対策はバッチリです! もちろん窓の開閉の際もぶつかったりはいたしません。柱も邪魔にならないように壁に寄せて設置しています。これでお客様のオーダーは全て実現できた事になります。
そうして完成したのがこちらのカーポート! 北向き玄関なのにどうですか?!この明るさ(^^♪
モダンなブラックカラーで超クールなカーポートだと思いませんか?! しかも北向き玄関の前に黒いカーポート。にも関わらず、これだけの明るさです。おまけに今日は曇り時々雨の空模様なんです。
滅多にブラック色は採用されないんですけど、こう見るとカッコいいよね。なんだか良い意味で常識を覆す施工事例だと思うなぁ。
外構と言えば、いつもいつも敷地が広くてアプローチやら門柱やらと色々盛沢山の施工例ばかりをアピールしがちだけれども、考えてみれば好立地な地下鉄沿線などに建てられる住宅の多くはこういった狭小地なんだよね。
いつになくドキドキした現場だったから、あえて今日はご紹介させて頂いたんですけど、本当はもっとこう言った事例こそ沢山ご紹介するべきなんでしょうね。
ギリギリのスペースにカーポートを設置したいとお考えの方はぜひ参考にして下さいね。
若い世代にも経験と自信を!
しびれたと言えば今日はこんな事が・・・
こちらは今週からスタートした真駒内のお客様宅です。今回はアプローチを全面的に改修させていただきます。
その現場で、こともあろうに門柱に取り付けるガラスブロックの位置を間違うと言う手痛いミスが発生してしまったんです。 ほとんど地中に埋まってしまうだろう位置に取り付いていたのだからお客様もさぞかし驚かれた事でしょう。 大変申し訳ございませんでした。
若い職人さんにも自分の仕事に誇りをもって欲しくて親方はあえてデザイン性のある門柱造りを彼に任せたんだと思うのですが、相当に緊張したんでしょうねぇ。図面の数字を見誤るという単純なミスを犯してしまった訳です。
親方に叱られている彼を横でみながら、2年前のアノ時をぼくは思い出していました。まったく同じような状況が起こったアノ時を。
どうしても若い頃はスコップ片手に下働きばかりだから、自分の仕事に遣り甲斐や誇りなんて持てっこないじゃないですか、だから今回のようなデザイン性のある門柱を自分で造ってね「この現場、俺が造ったんだぜ!」って具合に彼女や友達に自慢できる仕事をさせてあげたい、そう思うんです。
こんな単純な間違いを起こす会社に任せて大丈夫なの?って思われてしまったかも知れませんがぼくや親方、そして周りのベテラン職人みんなでフォローしながら最後までしっかり取り組んで参りますので、どうぞ温かく見守って頂けたら嬉しいです。
こちらのイメージ画像が完成予想図なんですけど、どうですか? 素敵でしょ?! こんなの出来たらぼくだって自慢しますよ! だからちゃんとお客様にご満足いただける仕事を最後までしっかり行って、出来上がったら家族や友達に思いっきり自慢しようよ。だから恥ずかしくても、情けなくても、たとえ悔しくても、今は堪えて最後まで頑張ろう。ぼくも君も幸せなことだよ、こんな素敵な仕事を任されるなんて。
それではまた。