想いをつなぐ者
今週はぼくの見立てが甘かったせいもあって工程が遅れ気味です。ただ昨日から天気が回復してくれたおかげで少し遅れを取り戻せた気がしてホッとひと息って感じです。
閉店してしまったスーパー銭湯太陽
今日はなんと最高気温が25℃まで上がるそうなΣ(・ω・ノ)ノ! 水分補給をしながらやらないと熱中症になっちゃいますね。
それにしてもこんな汗だくな日は帰りにひとっ風呂浴びて、おまけにサウナでも入って、くいッとビールでも飲んだら最高なんですよねぇ~(^^♪
ところが、ところがですよ、うちの近所のスーパー銭湯が20周年を目前にして4月末で閉店してしまったんです!!
あそこには色々な思い出があるんですが一番は中3になる長男が生まれる前後、ちょうど出産で妻が里帰りしていた時にひとりで会社帰りに毎日あそこでお風呂に入ってから家に帰ったことが一番懐かしい記憶です。
それなりに混んでいたと思うのですが後継者が居なかったのか? 採算が取れていなかったのか?、思い出の場所が無くなるのは何だかさみしいです。
消えていく思い出の場所
思い出の場所が無くなると言えば、ぼくが通っていた札幌高等技術専門学院のエクステリア課も今年の3月で廃止になってしまいました。これで全道各地にあったエクステリア課も札幌を最後に全て無くなってしまった事になります。
主にエクステリア課では左官やブロック積み、タイル張りなどの知識と技術を指導していたワケで、まさに外構工事に必要な訓練をつかさどる重要な施設だっただけに残念でなりません。
縁とは奇なり
なんだか暗くなるような話ばかりですが、そんな中でも嬉しいニュースが・・・
高等技術専門学院で一緒だったクラスメイトが来月から親子でうちの仕事を手伝ってくれる事になりました。お父さんがブロック職人だとは聞いていたのですが二人が親子だったとはつゆ知らず、言われてみれば確かに似ています。一緒に仕事する事になったのはまったくの偶然ですがこれもまたご縁。大切に育てたいご縁です。
40歳を過ぎて10代の若者達と一緒に学んだ経験はかけがえのない想い出です。運動会や社会科見学、レクリエーション活動も楽しかったし、何よりも一緒に競い合って修行に励んだことが楽しかったです。おじさんは妙に、というか半ばムキになって頑張っちゃいましたね。今思えばとっても恥ずかしい・・・
如何せん本人がそれを望まない限り強要する事ではないのですがモノづくりの楽しさや、やりがいをせめて我が子には伝えてあげたいと思うのですがはたして・・・
それにしても親子で仕事が出来るなんて、ぼくからみればとても羨ましい事です。当たり前ですが仕事には専門のスキルやノウハウが必要でそれを後世に受け継ぐ技術の伝承は必要不可欠です。せっかく得た技術をなんとか次の世代にも受け継いで行きたいと思うのですが残念ながら外構工事のように3K的な仕事には若い子たちは集まって来ません。
想いをつないで・・・
とかく住宅は建物ばかりに目が行きがちですが外構ひとつで敷地全体の印象は良くも悪くもずいぶんと変わるものです。しかも意外と人間は目や耳、あるいは匂いなどの五感から飛び込んでくる情報に左右されやすく、それによって心のありようも大きく影響を受けると言われています。
自然と建物の調和を唱えた建築の巨匠フランクロイドライトも「外敵から身を守るために穴倉で生活していた人間がガラスの登場によって、ようやく日の光が射し緑あふれる住空間を手に入れることができる」そう著書の中で歓喜していました。
しかしながら100年経った今も人々の暮らし方はあいも変わらずあなぐらに身を隠し怯えたままです。ぼくたちエクスリーフは外構工事を通じて光りと緑にあふれた暮らし方を、多くの方に心身ともに健康で心穏やかな暮らし方をご提案したい、そう願ってやみません。そんな想いと技術を未来につなぐ次世代の育成、本気で取り組むべき課題です。