「自分が見たいものを世の中に生み出せ」これがぼくの外構の作り方
「自分が見たいものを世の中に生み出せ」Twitter創設者のジャック・ドーシーが2013年に学生向けのセミナーで語った言葉です。
どの家もカタチや色が全部違うし、敷地のカタチだって近所の景色だってみんな違う、だからぼくは毎日毎日どんなデザインを描いたら良いのか、図面を描きながらすごく悩んでます。
自分を興味深く持ち続けること
時には考えすぎて画面の前で考え込んで、まるでパソコンのフリーズのように固まって動かなくなってしまう時もあるんですがそんな時にジャック・ドーシーが言った「自分が見たいものを世の中に生み出せ」を思い出すようにしています。
でも、正直言ってぼくは絵心も無いし、そもそも洋服のセンスもまったくダメダメ! そんな自分が見た人に「いいね」と言ってもらえるデザインが描けるのか?! この問いにもジャック・ドーシーは応えてくれている。彼が学生に紹介した画家のロバート·ヘンリーの著書「アートスピリット」からの引用でこう言っています。
「自分自身と他人の為に自分を興味深く持ち続けることが出来る人々がいなければ、世界は沈滞してしまう。彼らによって世界はとても美しくなる。画家や彫刻家である必要はない。人はどんな仕事を通じてもアーティストになれる。外に答えを求めるのではなく、自身の仕事の中にアートを見出すことができるか否か、それが大切だ。」
あぁそうか、センスがあるとか無いとか、そんな外からの評価を気にする以前に自分自身の興味にもっと深く向き合って、ぼく自身が”カッコいい”とか”かわいい”とか思える仕事をどれだけ生み出せるかが大事なんだと。
だからぼくは普段恥ずかしくてこんな事を口に出しては言えませんけど、自分の事をアーティストだと思って仕事をしています。アハハ
そんでもってこちらが今日の現場です!
あっという間に基礎が出来てフェンスの柱が建っています。
考えてみると、こうやって自分が描いたデザインをお客様が受け入れて下さって、そんでもってそれが少しずつ出来上がって行く様を見られるのって、本当に幸せな事なんだぁな~と実感。
それにしてもこんなにも暑い中で仕事に励んでくれて、工程を遅らせないように頑張ってくれている職人さんたちにホントに感謝です。
今回はお客様の希望によりホワイトを基調とした色調で、セキスイハイムさんの住宅にピッタリな都会的でスタイリッシュなデザインを描いています。都会的なスタイリッシュとは言っても冷たい感じではなくって、むしろ逆に住まわれる方の品と優しさが感じられる外構に仕上がると思います。
小さなところにもコダワリを!
フェンスの基礎には太くて強度が高い型枠ラインストーンを採用しました。一般的なブロックの厚さは12cmや15cmなのですが、それよりも更に厚い19cmのブロックなので、重いのなんのって、おかげで職人さんの腰痛が悪化してダウンするアクシデントもありながら、それでもようやくの基礎完成です。
ちなみにこちらのブロック、よーく見ると白い宝石のような石がたくさん埋まっています。
言われて見なければ気が付かない、そんな小さな白い石ですがこれがある事によって白いフェンスとの調和が増して「このフェンスなんかいいね!」そう思ってもらえると嬉しいです。
自分の仕事の中にアートを見出すことが出来るのか否か、それが大切ですよね。
あ、ちなみにぼくは先ほども言った通りに色や洋服のセンスは無いので服は毎朝奥さんにダメ出しされて着替えてますので、あしからず。テヘペロ
来週からはいよいよ中の仕上工事に入ります。なんとなく丸く見えるこちらには何が・・・