美しさは陰影から生まれる

社長のひとり言

いつもご覧いただきありがとうございます。富山です。

いよいよ今年も残すところあと一週間となりましたね。それにしても師走とはよく言ったもんです。なんでかなぁ?本当に年末って忙しいですよね?! なぜか年末になるとモノが色々と壊れるし、通常の仕事以外にも事務的な手続きやら、来期に向けた準備なども既に始まっていて、シーズンオフになってもなおバタバタと走り回っています。

そうそう、そんな忙しさの中ですがプレゼンテーションのレベルアップを図るべく、最新のPCを導入したのでぼくは今、その設定作業に追われている感じす。

美しさのヒミツ

今回、最新のマシーンを導入した理由の一つにイメージ画像や3次元パース図のレベルアップを目的としています。

コンピュータの世界は進歩のスピードが凄まじくて、5年前に導入したパソコンでは処理能力に限界があって、残念ながら表現しきれていない部分があるんです。

それはズバリ!「天空光」

普段わたしたちが目にしている光には3つの種類が存在しています。ひとつが「直接光」です。これは太陽から直接降り注ぐ光の事ですね。そしてもう一つが「間接光」、これは建物などの周囲に存在する物体に反射して降り注ぐ光の事です。さらにもう一つが「天空光」、建築用語で環境光とも言います。これは上空で雲に反射したり透過したりして地表に降り注ぐ光の事です。天空光は雲の粒子や空気の分子を透過する際に少々青みを帯びるのが特徴です。

  • 直接光(太陽から降り注ぐ光)
  • 間接光(建物などに反射して降り注ぐ光)
  • 天空光(雲に反射したり透過して降り注ぐ光)

今までのマシーンでも直接光と間接光は表現出来ていたんですけど、どうにもリアリティに欠ける部分があって、それが「天空光」だったんです。

たとえば直接光だけで表現するとこんな感じ。

光が当たらないところは真っ黒になっちゃいます。
光が当たらないところは真っ黒になっちゃいます。

そこに間接光も加えると格段に表情が表れます。

間接光は物体に奥行き感を与えます。
間接光は物体に奥行き感を与えます。

そこに天空光を加えてみると

なんとなく全体が明るくなります。
なんとなく全体が明るくなります。

ちなみにこちらが天空光のみで表現した場合

雲や大気を透過する際に青みを帯びます。
雲や大気を透過する際に青みを帯びます。

さらに各物体がもつ本来の色を加えて再現してみると

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どうですか?まるで写真のようにリアルなCGになったでしょ?! このように影を忠実に再現することで物体に奥行感が生まれて、途端にリアルで美しいグラフィックになるんです。

ちなみに物体本来の色に太陽光があたる事で暖色になり、さらに日陰の部分に青みを帯びた天空光があたることで影の部分が寒色になります。この2つの寒暖差でメリハリのある美しいグラフィックとなるんです。それからガラスや水面に注目してみてください。光がゆらゆらと反射して、まるで風の流れを感じるかのような錯覚すら覚えます。これは3つの光を重ねるからこそ表現できる効果なのです。

そんなところも注目してイメージ画像を見て頂けたら、きっとぼくたちプランナーの意図や想いも伝わるのでは?と、期待しちゃうんです。

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ちなみに、うちで使っているCADソフトには所在地や表現したい月日と時間まで入力する機能があって、これを登録すると太陽光の入射角度まで自動で計算してくれます。それによってどの季節の何時位になると、どう見えるかを表現してくれるんですね。これは意外と重要なことで、例えば北海道と沖縄で同じ外構を造ったとしても決して同じには見えないのです。それだけ太陽の位置によって見え方に違いが生じるということです。

それと、やはり影をちゃんと表現しないとリアリティは生まれないです。たとえばそれが鉛筆で描いたモノクロなパース図でも、です。

光と影がこれほどまでに大切で、しかも3つの異なる光によって影の見え方、そしてその陰影で世界がこんなにも美しく見えていたなんて、ほんとに驚きですよね(^^♪

さて、イメージ画像を見てお客様がよろこんで下さるお顔を拝見するために、今日も頑張って図面を描きましょう。

それではまた。

M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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