桜の木に想うこと 2016/05/15
今週末はエゾヤマザクラが見頃をむかえて市内各所はとても賑やかで、車で移動していても心が和みますね。先日、東京に住まわれた事のあるお客様と会話していて「東京で見ていた桜がキレイで未だに忘れられない」とお互いに顔を見合わせて「うんうん」とくに四ツ谷駅から飯田橋までの外堀や御茶ノ水駅の少し上から見下ろす感じのソメイヨシノが本当にキレイでした。スマホで写真をたくさん撮っていたのに機種変の時に誤って消してしまった事が悔やまれます（涙
そんな会話を交わしたものですから、それからずっと気になっていて、なんであんなに東京で見ていた桜が綺麗だったんだろうと考えていたんです、だって札幌だってキレイに桜はいたるところで咲いてるし。
桜の違い？！
違いは桜の種類なんでしょうか？！ 札幌はエゾヤマザクラが多い気がしますね、でも東京はソメイヨシノが圧倒的に多いです。エゾヤマザクラも濃いピンク色で見ごたえがあるのですが花が咲くと直ぐに茶色い葉が出てきてしまうので１～２日で汚く見えてしまうから残念です（咲いてすぐはとっても綺麗ですけど）
それに比べてソメイヨシノは葉が出る前に大輪の花が一斉に咲き誇るのでとても華やかですよね。葉が出る前に花が咲き誇るエドヒガンと大輪で花付きが良いオオシマザクラの交配種で手入れが簡単で成長も早いので庭木にはオススメの品種です。
でも北限は石狩あたりだから札幌にもソメイヨシノは咲いているんですよね、札幌管区気象台の標本木はソメイヨシノだし。
目に焼き付いているアノ景色
通勤途中の電車の車窓から見える桜並木が本当に綺麗だったから、あの景色が忘れられないから、どうしても札幌の桜に物足りなさを感じてしまうんです。寒い冬が終わって新たな季節の始まりでもある春になると毎年綺麗に咲き誇り、そしてヒラヒラと散ってゆく淡いピンク色の花。
久方の光のどけき春の日に しづこころなく花の散るらむ
今も昔も花の咲きようはまったく変わらないのでしょうか。とりとめもなく、何のオチもない話しで恐縮ですがなんとなく気になって落ち着かないので書いてみました。そろそろお客様のご来店時刻なので、そのうち時間ができたら札幌と東京の桜の違いについてキチンと考えてみたいと思います。
