天然木を使ったウッドデッキやフェンスは定期的な塗装が必要です。とは言うものの、実際にどんな塗料を使えば良いのか意外と調べても良くわからなかったりしますよね?! ググってみても色々な情報が飛び交っていてどれが正しいのか、あるいはどれが自分にとって合っているのか不安な方も多いハズ。そこで今回は塗料の種類やその特徴についてをご紹介したいと思います。
絶対に使っていけないペンキなどの合成樹脂系塗料
塗装材=ペンキと間違った認識している方が意外と多いのですがペンキとはアクリルやウレタンなどの合成樹脂を主成分とした塗料を指すのであって塗料全般の総称ではありません。一般的にペンキは塗料に含まれている樹脂によって表面に塗膜が作られます。木材には調湿機能が備わっており、水分を吸ったり吐いたりの伸縮を繰り返す特性があるので塗膜で覆われると木が呼吸出来なくなって寿命が縮まると考えられています。したがって屋外に設置されたウッドデッキやフェンスにはペンキを使用してはいけないのです。また、塗り直しの際には塗膜を取り除かなければ上塗りできないため作業性も良くありません。
では実際にどんな塗料を使えば良いのか?! 塗料の種類とその特徴、製品名を具体的にご案内致します。ではさっそく
木目の風合いを出すならステイン系
塗膜を形成しない含浸タイプのステイン系を使用すると自然な木目を活かすことが出来るのでナチュラルなエクステリアを保つことが可能です。また防虫、防腐効果を兼ね備えた製品も多く発売されており耐候性についても問題ありません。おまけに伸びが良いので刷毛塗りがしやすく素人でも塗りやすいのが特徴です。そんなステイン系の中からオススメの商品をピックアップしてご紹介させて頂きます。
木目を塗りつぶす半造膜系
リフォームに最適な木材保護塗料を使用すると傷んだ下地を隠すことが出来るのでガラリと雰囲気を変えてリフレッシュやイメージチェンジが可能です。また防虫、防腐効果を兼ね備えた製品も多く発売されており耐候性についても問題ありません。おまけに刷毛塗りで素人でも扱い塗りやすさが特徴です。そんな半造膜系の中からオススメの商品をピックアップしてご紹介させて頂きます。
下地を選ばない油系 ”プラネットOPシリーズ”
亜麻仁オイルなどを高温で加熱する事で得られるスタンド油を主成分とする自然塗料プラネットOPシリーズ。このスタンド油は油絵に使われたり、能登の漆職人に好まれるほど耐久性が高く、ヒバやヒノキなどの塗りムラが出来やすい木材に使用してもムラなく塗装できるスグレモノです。粘度が高めなのでバルサムテレピンオイルで希釈して、薄めることで塗りやすくなります。
水系半造膜タイプなら ”ガードラックアクア”
今日はウッドデッキや木製フェンスに最適な塗料の中でも塗りやすく自然な木目を活かせるステイン系の塗料とリフォームなどの塗り替えに最適な半造膜系の塗料についてご案内致しました。しっかりとメンテナンスをしないとあっという間に腐食してしまうウッドデッキやフェンスだからこそ、塗料選びは慎重に行いたいものですね。キレイにお色直して素敵なガーデンライフを!