カーポートの雪下ろし方法と道具のご紹介
札幌は12月としては50年振りの記録的な大雪に見舞われて交通の乱れも未だ収まる気配がない状態です。下記のグラフをご覧頂ければお分かりの通り12月26日現在で例年同時期の2.7倍もの積雪深が観測されています。これは平年値で見ると最も積もった状態と同程度で、 こうなって来るとさすがのカーポートでも雪降ろしが必要なの?とご心配の方も大勢いらっしゃるかと思います。実際に札幌市内でも雪の重みでカーポートがつぶれる事故が毎年のように発生しています。そこで今日はカーポートの雪下ろし方法についてをご紹介させていただきます。
何センチ積もったら雪降ろしが必要なの?
カーポートにはそれぞれ対応している対積雪量が決まっており、機種によって違いはありますが概ね20cm相当~200cm相当までお選び頂けるようになっております。ところがこの〇〇cm相当がクセ者でして、比較的新しく柔らかい新雪での量で計算されているため、実際には下の方の雪は溶けて固まっての繰り返しとなるので、そのままの数値で考えてはダメなのです。
ですからある程度は余裕を見て、許容値を超える前に雪下ろしが必要とお考えになった方が賢明となります。
カーポートの雪降ろしは専用の道具を活用しよう
各メーカーさんの取扱説明書には屋根を傷つけないように「プラスチックのスコップを使用して」みたいな感じで記載されていますが例え脚立を使ったとしてもスコップじゃ全体には届かないのでハッキリ言って無理があります。では実際にどうしたら良いかと言いますと軽くて丈夫なアルミ製の「雪落とし棒」を使うと便利です。
お求めやすいアルミ・ロング480型
なかでもこちらのタイプは安価でお求めやすく長さも4.7mあるので脚立を使わなくても雪落としが可能です。
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機能性なら使いやすいホッカイ棒
こちらのホッカイ棒は無断収縮式で長さが調節できるので狭い場所などでも使えて便利です。また、ヘッドが交換可能なので柄の先が別売りの雪切が可能なヘッドを使って凍った雪を削る事もできるスグレモノです。
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こちらがそのホッカイ棒用のギザギザ雪切
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雪降ろしは横からが基本です
屋根から雪を降ろす際は横から掻き出すように降ろしましょう。理由は前側に引き込むと一気に雪崩落ちる可能性があり大変危険です。また、ポリカーボネート屋根の場合は屋根押さえがヨコ方向に取り付けられている為、横に引く方が楽に降ろせます。
雪庇も定期的に降ろしましょう
屋根の風下側に庇のようにせり出す雪庇(せっぴ)は気温の上昇と共に崩れ落ちる可能性もあり放置すると大変危険です。また、隣家の敷地に落雪するとトラブルになりかねませんので、こちらも雪落とし棒を使って定期的に落としておきましょう。
まだまだこれからが冬本番!せっかくのカーポートが雪で押しつぶされては堪りません、挙句に車まで下敷きになんて事にならないように早めの対策を行い、快適で素敵なカーポートライフを過ごしましょう。