<後編>外構を造るのに覚えておきたい「ゆらぎ」とは

社長のひとり言

前編は「1/fゆらぎ」についてをご説明しました、何となくお分かり頂けましたか? 科学的には解明されていないし、難しいことはぼくにも良くわかりません。でも、ゆらゆらしている物を見るのは何となく心地が良い事だけは確かです。そこで後編はお庭に関係する「ゆらぎ」についてをご案内したいと思います。では、さっそく!

流れる雲や揺れる葉っぱに見入ってしまう。

流れる雲や風にたなびく木々の葉は「ゆらぎ」そのものです。理由なんてどうでも良いです!
とにかくのんびりとお庭で椅子に座って空を眺めて下さい。

人は何かに悩んだり、決断を迫られたときに天を仰いだりします。空の流れる雲や揺れる葉っぱを見ていると自分の悩みなんかちっぽけだと思えるでしょ。ぼくの大好きなレミオロメンの曲「3月9日」にもこんな歌詞があります。

砂ぼこり運ぶ つむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで 見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ

この先も 隣で そっと微笑んで

広ーい空は自宅の空にも等しくあるんです。自宅のお庭なら誰にも気兼ねなく、ぼーっと空を見上げることが出来るしね。たまにはゆっくり流れるようにゆらぐ空を見ましょうよ。

お庭の小川やビオトープでゆらいでみる。

水の流れる様もまた「1/fゆらぎ」これも見ているだけで癒される心地良さがあります。お庭に小川を造るって、思っているほどの大工事では無いのですよ、意外と。もちろん状況にもよりますが・・・

ぼくの専門学校の恩師は自宅のお庭に池を作ったら、3年後には知らないうちに魚が泳いでいたそうです。ウソのような本当の話し、住所は大麻、本人もビックリしていました。おそらくは買ってきた水草などに卵が付着していたのだと思うが見事にビオトープを再現した恩師の努力のたまものです。ここまで来たら心地良いを通り越しライフワークですね。

例えばお手軽なのはユニット化されたビオトープ「湧水の心池」

頑丈なFRPに天然石を貼り付けて作られた成型池です。ビオトープに必要な水質浄化システムや水の循環ポンプ、おまけにライトまで付いているので水面が揺らいで癒しの効果は抜群です。

設置はたったの一時間!モルタルや防止工事も不要なのでご自分で設置することも可能です。ちなみにお値段は365,000円

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お庭に小川を造ることも可能です。ちょろちょろと流れる川の音も癒しの「1/fゆらぎ」

小川のある庭

小川の流れるお庭はこちらからどうぞ

乱形の天然石やランダムな枕木でゆらぎの境地。

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ゆらぎと言えば雲や葉っぱ、ロウソクの炎などユラユラと揺れているものを想像しがちですが動いていなくてもカタチでゆらぎを感じる場合もあります。例えば天然石の乱形石貼り、当然ですが天然石も自然界の産物ですから「1/fゆらぎ」が存在しています。理屈は要りませんね、それはカタチを見れば一目瞭然です。とにかくカッコよくて心が落ち着きます。

コンクリート

他には花壇などでランダムに並べられた枕木、これがすべて同じ高さに並んでいたらナチュラル感は全く出ないし、魅力は感じないと思います。土を焼いて作られたレンガも一個一個に色むらがあり均一ではなく、またあえてランダムに塗った塗り壁もゆらぎを表現しているから温もりを感じるのです。

レンガと塗り壁
レンガと塗り壁

いかがでしたでしょうか。お庭でのゆらぎを感じて頂けましたでしょうか? コンクリート製品やアルミ製品のように工場で大量生産された人工物には「1/fゆらぎ」は存在しません。何万年も前に固まって出来た溶岩である天然石、土を焼いて出来たレンガ、そして緑豊かな植栽の数々、それは全て自然がもたらした「1/fゆらぎ」です。

均一化されて四角張った世の中で、せめて自宅のお庭だけは心を穏やかに心地の良い空間であっていいと思うのです。ゆらゆらと揺れるロウソクの火に見とれたり、ボーっと流れる雲を見上げたり、瞼を閉じてただただ風を肌で感じたり。

時間を忘れて、嫌なことを忘れて、悩むのを止めて、レミオロメンの「3月9日」を口ずさんで。

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ

M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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