続・強いアスファルト
昨日はアスファルトの種類や特徴についてをご紹介いたしましたけれども・・・
ぶっちゃけ申しまして、強い強いと言っても所詮はアスファルトです。何が言いたいというと、ギャップだろうと密粒だろうとアスファルトはアスファルトです! 頑張ればのび太君がスネ夫くらいには強くなれるかも知れませんがジャイアンにはなれません。いくらお化粧してもシズカちゃんのようには可愛くはなれない。そういうことです。
それぞれ違う表面の見た目
たまにアスファルトの写真を見せて欲しいとか、施工現場が見たいとかってご要望を頂戴することがあるのですが残念ながら見ても違いは判りません。たとえ同じ材料を使っていたとしても季節やその日の天候やあるいは舗装場所や舗装面の形状によって出来上がった仕上がりの表情は様々です。
大きなローラーで転圧を掛けた場合と、カーポートがあったり、あるいは狭くてローラーが入れない場合に小型の転圧機を使った場合とでも表面の見た目は変わってきます。
札幌近郊には幾つかのアスファルトプラントが存在してますが工場が違うだけで使用している骨材の大きさや色合いが違うので、それによっても見た感じは異なります。それと時間の経過によっても変わってきます。さらには再生材を使用している材料も存在しています。
従いまして残念ながら「お客様の駐車場にはこちらを舗装します」とはお見せできないのです。
一応はサンプルも用意しています。
とは言うものの全く何も無いのではプロとしていかがなものか、ということでこんな感じで簡単にザックリとご説明させて頂いています。
まあ、これを見ても細粒と細粒ギャップの違いはよく分からないのですが、見た目に大きな違いは無い事は説明できるかと思います。
やっぱりアスファルトは・・・
二日も掛けてここまで散々と説明しておいてこんな事を言うのは何なのですが僕はやっぱり黒くてすぐに凹んでしまうアスファルトは好きにはなれません。かと言って予算の都合もあるし、何もしないよりかはマシなので今日も図面にアスファルトを書き込んでいます。