永遠にありがとう

社長のひとり言

ダメだ。ぜんぜん仕事が手につかない・・・

義父とはいえ、とても大切な家族がこの世を去って1週間が経った。初七日法要も終わったのに喪失感は増すばかりだ。今日から仕事に復帰はしたものの、義父との思い出がめぐって頭から離れない。だから図面を前にしてもぜんぜん仕事が手につかない。

思い起こせば、付き合いは26年もになる。とても穏やかな人で、他人の悪口や愚痴を言っているのを聞いたことがない。そんな温厚な義父とはみょうに気が合った。話しも合うし、自分と同じで趣味も多彩で、なによりも聞き上手だったから長距離のドライブ中でも傍らで寝ている妻をそっちのけで義父との話しに花が咲いた。

結婚前に3人で厚岸までカキを食べに日帰りでドライブした事が懐かしい。そんな無謀なドライブに付き合ってくれたなんて今思えばビックリだ。

二人でラビスタ大雪山に泊まりに行った時は仲居さんにどういった仲なのかを聞かれて義父だと答えたら随分と驚かれた事が懐かしい。確かに嫁の父親と二人きりで温泉宿に泊まって枕を並べて寝ている姿は珍しいのだろうが、ぼくたち親子にとってはごくごく日常だった

 

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1月の大雪山はめちゃくちゃ寒くて、氷のオブジェがキレイだったのをよく覚えている。なによりも洋食のコース料理がとてもおいしくて、ラクレットチーズのカウンターには何度も二人で並んでお代わりしたのが昨日のように思い出される。また行きたいにね!って約束はついに果たせずに・・・

その頃のぼくは、立ち上げたこの会社がなかなか軌道に乗らず、資金繰りに困って絶望のフチに立っていた。そんなぼくに義父は黙って資金を出してくれて、遠慮するぼくに、貸すだけだからって言いながら笑っていた。

後日、少しずつ返すからねって言うと「あれは生前贈与だよ、非課税の範囲だし」って。

そんなこんなで別に一緒に暮らしていた訳じゃないけど、ぼくたち家族にとってはかけがえのない存在だった義父。我が家の家族旅行にはいつも義父が一緒だった。旅行だけじゃない。運動会や学習発表会、入学式や卒業式、もちろんクリスマスや大晦日の夜もいつも一緒だった。釧路に転勤になっても、東京に引っ越しても、必ず年末になったら来てくれた義父。

あなたが居ない大晦日は子供たちにとっては初めてかもしれない。そんな子供たちもこの春から社会人となり我が家から巣立っていく。それもこれもあなたがいつもそばで支えてくれたから。

あなたが居ない初めての大晦日。

あなたのことを思い出しながら、あなたに感謝しながら、あたらしい年を迎えたい。

お父さん、今までありがとう。どうか安らかにおやすみください。

あなたを敬愛する息子より

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M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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