個性と協調性?!色もカタチもバランスが大事です♬
いよいよ鉄平石のアプローチ工事も最終的な仕上工事に突入しています。
それにしても天然の石はカッコいいですよね!
この魅力はいったいどこにあるのか?! ぼくなりに考えてみるとそれはやっぱり「ふぞろいな統一感」があるからだと思うワケです。
石は個性と強調性が大事です!
石たちをよーく見て見下さい。
一枚一枚の石はカタチも大きさも、そして色合いも微妙に全部ちがっているでしょ?!
その不揃いな感じが天然石の魅力的だと思うんです。
でもね、ただバラバラで不揃いってだけじゃダメなんですよ! 大きさもカタチも、そして色も、ちゃんと適度に散らしてバランスが整って初めて美しい協調性が生まれる。だからこそ美しいアプローチになるんです。
だってそうでしょ、大きいのばっかり貼っている場所、小さいのばっかり貼っている場所、濃い色ばかりの場所、せっかく不揃いな石を貼るのに、同じような石を寄せ集めて貼ってしまったら何も魅力を感じなくなると思いませんか?!
バラバラな個性をバランスよくまとめる事。それってつまりは協調性が重要ってこと。学校も会社も、そしてアプローチも大事なことは個性と協調性を大切にすること。それがすなわち「ふぞろいな統一感」
街並みも石貼りと同じ?!
ぼくね、鉄平石の乱形をみるとヨーロッパの街並みを思い出すんです。(行った事ないけど)ってか何となく似ていませんか?! 一軒一軒はカタチも色合いもそれぞれ個性があるのに全体的に見ると凄く調和が取れていて美しい景色
こちらはお馴染み日本の街並み。同じ街並みでもずいぶんと違うもんです。
日本人は個性に乏しいけれど協調性に優れていると良く言われていますけれども、こと住宅に関しては見事にバラバラ、まるでカオスです。
もちろん個人的な趣味嗜好はそれぞれ十人十色なワケですから、一定の秩序を設けなければこうなってしまうのも致し方ないことではありますが、住んでいて心地よいのは調和のとれた街並みかもしれませんね。
こちらは札幌の隣町、当別町のスウェーデンヒルズです。ここは景観を保つためリフォームの際も外壁や屋根の色が規制されているらしい。
そんでもってこちらが本場スウェーデン、ゴットランド島のヴィスビューです。驚くことに本国スウェーデンでは外壁や屋根の色などは一切規制されていないそうで、みなさん自主的に景観に配慮されているそうな。
今にもホウキに乗ったキキが空を飛んでいそうな街並みですよね(^^♪
そうそう、写真に写っている職人さん、この方がいつも石を貼ってくれる匠(たくみ)ならぬ巨匠です。
それでなくてもこの石貼りは根気が必要なとっても大変な作業なのに、いつもいつもぼくの細かい指摘、たとえば「こっちにもう少し大きいの入れて」とか、「もう少し色をバラして」とかってうるさい要望に嫌な顔をせずに応じてくれて、今じゃ何も言うことがない位にぼくの好み通りに施工してくれる頼もしい、まさに巨匠です。ほんと感謝しかありません。
それにしても、本当によくこんな絵だけでイメージ通りに再現できますよねぇ。だってぼく、クチではうるさく色々と言うけど、指示書に細かい寸法書いてないからね・・・てへぺろ