人間万事塞翁が馬?!
暑い!暑いっすよー さすがに30度を超えると外仕事はキツイっす。
そんな泣き言はさておいて、6月初旬の苫小牧から始まり、その後の恵庭を無事終えてエクスリーフは今週から再び札幌に戻って、ただいま東区で一生懸命に穴を掘っております。
人間万事塞翁が馬?!
そんな東区のこちらの現場、つい先日までは更地の空き地だったので掘削もラクラクだよなぁと、のん気に鼻歌まじりに意気揚々と早朝、乗り込んで来ましたところ
な・な・なんと空き地だったところに杭が打たれて、しかも、さーこれから穴掘りまっせ!的に準備万端な作業員の方々が・・・
ガガーン! あちゃ~かぶっちゃったか~。もちろん先に乗り込んでいたあちらの方々もガガーンな表情でこちらを見ています。
ぼく(恐る恐る)「おはようございま~す、いやー実は僕たちこれから塀の基礎を造るのに敷地ギリギリに穴を掘りたいんですけど・・・」
基礎屋さん 「マジか~い?! いやー参ったね~ 」
ぼく 「申し訳ないんですけどぉ、そちらの杭を移動してもらっても良いでしょうかぁ?! ほんとスミマセ~ン」
基礎屋さん 「しゃーないな、分かったヨー、オッケーオッケー」
ぼく いやー物わかりの良い人で助かった(心の声)
基礎屋さん 「そりゃそうと、ウチらがこっち掘ったらお宅らのユンボ、こっちに入って来れないっしょ?! なんならこっちで一緒に掘っちゃうかい?!」
ぼく 「え? 良いんですか?! すんごい助かりますぅ」
ちょっと解説すると・・・
これね、どういう事か言うと、こちらの塀を建てる位置とお隣の基礎の位置がすごく近くて、道が細いのでこちらの重機が入って行けなくて、それでぼくたち一瞬、手掘りを覚悟したのにそれを察した基礎屋さんが重機で一緒に掘る事を申し出てくれたワケです。おかげで作業がずいぶんと短縮なって、もう、おじさんの顔が仏様に見えたっすよホント。
やっぱり人間万事塞翁が馬?!
いやぁ~昨日は助かったよねぇ~ などと、またまた鼻歌まじりで翌朝現場に乗り込んで見ると・・・あれ?・・・なんか隣の敷地、ちょっと高くなってない? どれどれ、あらホントだ10cmくらい土盛られてる?。これじゃせっかくの塀が埋まって隠れちゃうよなぁ~。でも、しゃあないか~ こうでもしないと隣の敷地、水勾配とれないしねぇ。それに快く穴まで掘ってくれたし、文句も言えんよなぁ。
それにしても禍を転じて福と為し、さらにまた・・・これがまさに”人間万事塞翁が馬” それでも人はやっぱり捨てたもんじゃないっすよね。とってもありがたく、とっても嬉しい出来事でした。
まだまだ暑い日は続きますが皆さん頑張りましょう!
いまさら聞けない”人間万事塞翁が馬”
にんげんばんじさいおうがうま
【意味】 人間万事塞翁が馬とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。
安易に喜んじゃダメ?! いやいや、人の行為は素直に喜ぼうヨ
昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。
人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという故事に基づく。
単に「塞翁が馬」ともいう。
「人間」は「じんかん」とも読む。
「一喜一憂するな」そう言う事なんだろうけどね