「言の葉の庭」を観ておもう。
今日も雨ですね。。。
7日に気象庁は四国から関東甲信越まで一斉に梅雨入りを発表しました。北海道は梅雨入りの発表がありませんけど、この時期は雨が多いですよね。まぁ、蝦夷梅雨なんて言葉もあるくらいですら気象学的に北海道は梅雨がないとしても、それでもやっぱり北海道にも梅雨があるんだと思います。
仕事のうえでは雨が多いのは困りものですが個人的にぼくは雨が好きです。
湿った空気のニオイも、不規則に打ち付ける雨音も、それに雨に打たれる葉っぱを見るのも好きです。窓からお庭の様子を見ながら庭木や花壇の草花たちが雨に打たれる様は妙にココロが落ち着いて気持ちがいいモノです。これもF/1ゆらぎの効果なのかもしれません。
言の葉の庭
以前観た映画で「言の葉の庭」という”君の名は”で一躍有名になった新海誠監督のアニメ作品ですが、それがまたありえないほど映像がキレイで、雨で揺れる樹々がとてもリアルと言うか、逆にリアル過ぎて現実を通り越した美しさがたまらない。
言の葉の庭
東京の空はとってもキレイで、雨上がりには大きな虹も良く見かけました。おそらく札幌の空はもっとキレイなんだと思うのですが札幌での移動手段は車か地下鉄なので、たぶんちゃんと見ていないんだと思います。
東京に住んでいると普段は歩きか自転車なので嫌でも空を眺めるし、スカイツリーを見るのが日課のような感覚だったので都会に住んでいるのに自然と接する機会は多かったのかも知れませんね。皮肉なものです。
そういえば釧路に住んでいた時に地元の方々が湿原のことを「こったらもん」って言うのをちょくちょく耳にしました。あまりにも身近にあり過ぎるとその大切が見えない事ってあるのかも?! ぼくも札幌の自然をもっと大切にしなければと改めて思います。
映画「言の葉の庭」は新宿御苑が舞台となっている物語で、ぼくも御苑のすぐ裏にあった旧東洋エクステリアの本社があったLIXIL新宿御苑ビルに勤務していた時期があるので休憩時間にはビルの屋上から新宿御苑を良く眺めていたもんです。
あのビルの屋上にその当時は立派な屋上庭園があって、ガーデンルームも設置されていたので雨の日はよくガーデンルームの中で雨に打たれる草花たちを眺めて、癒されていました。
ビルの管理員さんが手塩に掛けて育てた屋上庭園、9階の屋上なのにカエルがぴょんぴょんと飛び跳ねて、蝶々がユラユラと飛んでいたあのお庭。無くなってしまったのはとても残念です。
言の葉の庭、とにかく雨に濡れたお庭がキラキラと輝きとても美しい。ぜひこの時期にご覧頂きたい一本です。
映画「言の葉の庭」ストーリーのご紹介はこちら
靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。