お庭のある暮らし~高齢になるほど日光浴が必要です~

ガーデン

子供の頃、よく「バカは風邪ひかない」って言われませんでしたか?! たしかに毎日のように暗くなるまで外で遊んでる子はいつも元気いっぱいで風邪で学校を休むなんてこと無かったような気がしますよね。まあ、バカって言うのはどうかと思いますが要するに遊んでばかりで学業を疎かにするから成績は良くなかった、そう言う事なんだとろうと・・・どちらかと言うとぼくもその類なワケなんですけどね。とくに北海道の文化としては子供は元気に遊ぶのが一番だ!みたいな空気がありましたよね?! そういう意味では最近の子供は可愛そうな気がします。


それはそうと、太陽の光を浴びる、つまり日光浴が健康にとってとても大切であるという事実は誰しもが知るところです。紫外線が美容に良くないという側面も一方ではある訳ですが、それはあくまでも浴び過ぎた場合についてであって日光浴そのものを否定するものではありません。そもそもお肌がキレイであっても健康を害していては意味がありませんから。
では、なぜ日光浴は健康に良いのか?! その理由は大きく2つあります。

理由その1.幸せホルモン「セロトニン」が分泌される

日光を浴びることで体内物質であるセロトニンが生成されます。じつはこのセロトニン、からだのリズムを保つために必要なホルモンでセロトニンが不足すると体内時計がうまく回らず、自律神経を狂わせてしまうのです。実際にぼくも外構のシーズンが終わると内勤が増えるためセロトニンが不足気味になり、寝ている間は分泌されないのでセロトニンが不足状態になり夜中へんな時間に目が覚めてしまったり、眠いのに眠れないなどの症状が現れてしまいます。寝起きに太陽を浴びることによってセロトニンが分泌され体内時計がリセットされるのでとくに朝の日光浴はとても大切だと言われています。同時に30分程度の軽いジョギングやウオーキング、あるいはお庭で体操などのストレッチを行うとより効果的にセロトニンの分泌を促し、ストレスの解消にもつながりますので是非お試し下さい。このセロトニン、不足すると不眠症やひどい場合はうつ病にもなりかねない大切なホルモンなのでご注意くださいね。ちなみに冬になると日照時間が3.5時間しかない状態、いわゆる極夜(きょくや)になるアラスカやフィンランドなどでは他の地域から比べるとうつ病の発症率が高いため、太陽光に近い光を照らすハッピーライトなる商品が普及しているそうな。そのおかげて自殺者の数が10数パーセント減ったと言うお話です。セロトニンまったくもって侮れませんね。

理由その2.「ビタミンD」は太陽光によって活性化される

そして最も重要なのはビタミンDです。このビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割を担う大事なビタミンです。体内に取り込んだカルシウムをうまく吸収するためにはマグネシウムとビタミンDが必要になります。マグネシウムは大豆類(納豆や豆腐)・ごま・ナッツ類に含まれており普通の食生活で不足する心配はありません。ビタミンDについては魚や卵、干しシイタケ、キノコ類、昆布やワカメなど、比較的多くの食材に含まれていますが食べただけではさほどの効果は発揮せず、太陽光に含まれる紫外線を皮膚に浴びる事のみによってビタミンDが活性化されカルシウムの吸収をサポートすると考えられています。

太陽光で骨粗鬆症を予防しよう!

年齢と共にカルシウムの吸収率は低下してしまうため、乳製品や小魚を食べていてもうまく体内に取り込めず、高齢になればなるほどカルシウムは不足します。それによって、最も心配されるのは骨粗しょう症です。せっかく頑張って働いてきて、さあこれから余生を楽しもうって時に骨が弱くて動けないでは悲しすぎます。明るく楽しい第三の人生を謳歌するためにも日光浴は大事な習慣になる、そうぼくは思うのです。

免疫力の向上とインフルエンザの予防に効果

また、活性化ビタミンは免疫力を高める効果があるとされており、インフルエンザの予防やあるいはガンの予防にも効果があるという研究結果が数多く発表されています。考えてみると毎日のように外で作業している外構の職人さん達が風邪をひいて休んだりした記憶がありません、そういうぼくも同じです。やっぱり効果は間違いありません。

パーゴラの下で日光浴をしながらお友達とティーパーティーなんて素敵だと思いませんか?!

 

紫外線は腕や足からでも吸収できます

どうですか? 日光浴の重要性、ご理解いただけましたでしょうか?! 温暖化による気温の上昇と共に屋外での活動が減っていたり、UVカット製品の普及でビタミンDの不足は世界的に拡大しつつあります。ぜひカラダや心の健康のために過度に紫外線を恐れず、お庭やベランダに出て毎朝30分の日光浴を試してみては如何でしょうか?! ちなみに衣服は紫外線を通しませんので、例えばガーデンルームやパーゴラ、パラソルなどの下で腕や足を外に出して浴びたりするとシミやソバカスも怖くありませんよね、ぜひお試し下さい。

テラスで軽く朝食をいただきながら日光浴なども

M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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