また今年も値上げが続くのだろうか・・・
あまり自社のHPでネガティブなことは書きたくないけれど、国会の論戦を聞いているとなんだか不安になってしまう。
ホントにデフレは脱却したのか、はたまた脱却していないのか、それぞれが自身の立場で論じているだけで本質はそこには無い。信じられるのは自分の身の回りで起きている現実だけなんだろうとぼくは考える。
昨年は軒並み10%程度の値上げが・・・
昨年は消費税増税の駆け込み需要の反動に加えてエクステリア関連のメーカー各社が軒並み値上げに踏み切った事で外構業界は一気に冷え込んだ結果となりました。増税前と後では需要が大きく変動することは承知のことですがそれに加えて各社の値上げとあって強烈なパンチを何発も繰り出すマイクタイソンなみの破壊力です。事実、LIXILやYKKAP、タカショー、四国化成などのアルミ関連のメーカーのみならず、よねざわ工業などのコンクリート二次製品のメーカー、あげくに天然芝の自然素材まで、まるで示し合わせたように7~10%程度の値上げに踏み切っている。ここだけ見れば確かに物価は上昇していることになるのですが果たして本当にデフレは脱却したのでしょうか?!
価格を据え置く外構業者たち
これで世の中の景気が良くなって物価上昇に賃金UPが連動していればメデタしメデタしな訳だけれど現実はそうではない。それを裏付けるように当社の昨年度の受注率は大幅にダウンしている、見積り数は増加しているにも関わらずです。8%への増税前の駆け込み需要で家もたくさん建った後だけあって「外構をキレイにしたい」とか「新築時に予算の都合で外構を見送ったがそろそろ」など外構工事に気持ちが傾いている方が大勢いらっしゃるが皆さん今ひとつ踏み切れない、実際にお客様と接しているとそんな方が非常に多いのです。そういった気持ちのお客様から発注を頂くためには我々外構業者がメーカーの値上がり分を吸収して販売価格を据え置くほかないワケで、そうなると結果的に物価は上がっていないことになるわけです。身を削って価格を据え置くのですから、とうぜんスタッフや職人さんの賃金も上がらないのです。だからこれで本当にデフレを脱却したのだろうかと疑いたくもなるのです。
今年はどうなる?!
さて、こんな調子で今年もメーカーの値上げは続くのでしょうか?! 為替次第といったところなんでしょうか?! 今現在、円安傾向は一旦の落ち着きを見せておりこれ以上の下落は考え難いと見る向きが強いのですが米国経済は引き続き好調のようですし、円安と円高のどっちに転ぶのかまだまだ不安定な状態は続きそうです。
それはそうと外構をお考えの方はお早めにご相談下さい。なぜなら1年後の増税に向けて夏以降は需要が拡大し、忙しくなる(希望的観測?)ので今のうちご相談頂いた方が提案の内容も価格的にもよりご納得頂ける中身となりますので。ただ、宣言通り増税に踏み切るかどうかも怪しくなってきたので先を読むのはやっぱり難しいですよね。みなさんはどう思われますか?!
いずれにしても皆さんの給料が上がって本当の意味でデフレ脱却&景気回復となれば最高なのですが・・・