人生で2度も家を建てる現実。そしてhouzzという答え
あなたは知っていますか? 日本の住宅が平均26年程度で建て替えられていること。なんと日本の住宅の平均寿命は27年、27年ですよ! 家の寿命が27年ということは、30歳で家を持ったとしても住宅ローンが終わる定年頃には、もう一度建て替えなければならない、ウソのような本当の話なんです。
上の図の通り、先進5カ国の中でもダントツに低寿命なのが一目瞭然ですよね。
どうしてこんなに低寿命なのか?!
なぜ、こんなにも低寿命なのかを考えてみました。
住む人が手入れを怠るから
自分が住んでいる家の状態を的確に判断できる人がどれだけ居るだろうか? たとえば窓まわりのコーキングが切れていたとしましょう、初期の段階であれば補修するだけで事は済みます、でもこれを放置しておくと壁の中に水が染み込んで、最終的には柱が腐ってしまい家の寿命を縮める重大な故障につながります。
中古住宅の流通が活発ではないから
残念ながら日本の中古住宅の価格は中古となると極端に下がってしまいます。どんなに素晴らしく手入れが行き届いていても、どんなに使い勝手が良い建物でも問答無用で価値は下がるんです。しかもその価値は10年で0(ゼロ)、つまり築10年経過した中古住宅の査定価格は、ほぼ土地の値段のみとなってしまうのです。
外国とはどこが違うの?
では他の先進国はどうかというと、アメリカはヨーロッパなどでは経過年数が古くても手入れが行き届いていれば価値は下がらず、むしろ古くて程度が良い物件はその歴史的価値も含めて高く評価されます。だからこそ手入れを怠らないのです。しかもイギリスでは建物の取り壊し自体を法律で禁止しているので嫌でもリフォームして使うしかないのです。
新しい世代が住宅事情を変えていく!
そんな中でも新しい時代の波が押し寄せてきているようにぼくは感じている。それはバブル期以降に生まれ育った「ゆとり世代」たちだ。
- ストレスに弱い
- 付き合いが悪い
- やりたい事しかしない
- Googleに頼りすぎる
- 叱るとすぐに辞めてしまう
などなど、挙げればキリがないくらいネガティブな印象しかない、だがその反面とても堅実で節約志向な世代であることをご存知でしょうか?!
若者の車離れやアルコール離れなどは消費の面から考えると手放しには喜べませんが、こと住宅に関してはゆとり世代の節約志向が日本の住宅の寿命を大きく変える力になるとぼくは考えている。
拡大しつつあるDIY市場
DIYに象徴されるように彼(彼女)らは安く済ませる為ならば自らの労力をいとわずに積極的に自分で工事を行う行動力を併せ持っているのである。ニトリやIKEAに代表されるように家具などはもはや自分で組み立てるのが当たり前になっているし、ホームセンターなどで購入した壁紙を自分で貼り替える等は朝飯前なのであります。しかも自分で工事する為に施工方法やデザインを勉強するワケだから当然建物にも詳しくなってくる、だから家の不具合にもすぐに気がついて早めに修理できるとなるワケです。そうなると当然、住宅の寿命も伸びてくると考えられるのです。
オンラインのコミュニティサイト「houzz」がついに日本でもサービスが開始
そんな中、2009年に米国で誕生した、リフォームなどを検討しているユーザー(一般消費者)と住宅のプロとをつなげるオンラインのコミュニティサイト「houzz」がついに日本でもサービスが開始されました。
リノベーションに関する悩みを専門家に直接 相談できて、しかも利用料は無料。専門家が投稿した住空間に関する写真が600万点以上投稿されていて、リノベーションを考えている利用者は自由に閲覧し、参考にすることが可能です。また、気に入った写真はアイデアブックというスクラップブックに保存しておくこともでき、さらに、住宅の新築・リノベーションの実例やインテリアのアイデアを紹介するさまざまな特集記事も。
リノベーションを計画している人はもちろん、リノベーションとまではいかなくてもお部屋のマイナーチェンジを考えている人、インテリアに興味のある人や住宅の購入や引っ越しを考えている人なども気軽にのぞける便利なサイトです。
このような便利なサイトを活用して、リノベーションが定着することで日本の中古住宅に新たな価値が生まれると、きっとステキなおウチがもっともっと増えてくるとぼくは思うのです。そしてそんな節約志向の方たちのお役にたてるエクスリーフでありたいと願っています。
そんなhouzzにエクスリーフも参加しています。ぜひ一度ご覧下さい。