[学名]Galanthus sp.
[分類]ヒガンバナ科 マツユキソウ属
[草丈]15~20cm
[開花期]4~5月
[繁殖方法]分球
[原産国]ギリシャ、トルコ、フランスなど
[植え付け]腐植質の多いふかふかした土壌を好みます。土壌条件が悪いと毎年咲かないので、土づくりをしてから植え込みます。群生させてこそ見映えがするので、10球単位で密植するとよいでしょう。
[移植]植え替えする場合は地上部が黄化する夏の間に掘り上げます。ニウァリス種は乾燥貯蔵を好まないので、軽く湿らせたバーミキュライトなど清潔な素材に包んで保管すると確実でしょう。
[管理]条件さえ合えば植え替えすることなく、毎年咲き続けてくれます。特別な管理作業はなく、条件のよい場所に植えることが最も大切です。
樹陰地に植え付けるイメージの強い種類ですが、自生場所も山地が中心となっています。自生地は、雪が積もったりとけたりを繰り返すような場所が中心で、雪の間から姿を見せて開花します。約15種の原種が知られていますが、国内では、小型で八重咲きの品種が知られるニウァリス種とオオマツユキソウの和名の通りやや大型となるエルウェシー種が流通しています。まとめて植えると存在感が出ることと、あまり増殖スピードが速いとはいえないので、より密植した方がよい種類といえます。