庭木&草花のご紹介

ナツツバキ(シャラノキ)

ナツツバキ(シャラノキ)

[学名]Stewartia pseudocamellia
[分類]ツバキ科 ナツツバキ属
[樹高]10m
[開花期]6~7月
[繁殖方法]実生、さし木
[原産国]本州以南
[植え付け]乾燥を嫌うので、日当たりよく西日が根元に入らない場所を選びます。また風通しのよい場所を選び、幹や葉に発生しやすいすす病の発生を軽減します。
[施肥]特に必要ありません。
[管理]すす病によって黒ずん幹肌はなかなかもとに戻りません。またカイガラムシにはマシン油かスミチオン・オルトラン混合剤がありますが、効果が思わしくないので、予防を兼ね、あらかじめ逆さ枝など不要な部位を間引きしておき、3~4月中旬に石灰硫黄合剤を散布しておくのが最も効果的です。
[病害虫]カイガラムシ、すす病。
東北中部以南に自生し高さ10cm以上になる大型花木ですが、道央、道南では全く問題なく育ち、6~7月に直径5cmほどのツバキに似た白い花を咲かせます。常緑性であるツバキとは異なり秋には紅葉する落葉樹で、幹枝の伸び方が優しくソフトな雰囲気を演出します。株立ち状になったものは単幹(1本立ち)と比べ背丈が伸びません。幹が太ると自然に樹皮がはげ落ちまだら模様で光沢ある美しい木肌になります。別名シャラノキは、仏教に関わりのある三大聖樹の一つ、沙羅双樹にたとえられたことに由来します。

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