[学名]Mentha sp.
[分類]シソ科 ハッカ属
[草丈]10~100cm
[開花期]7~8月
[繁殖方法]株分け
[原産国]北半球・南アフリカ・オーストラリア
[植え付け・株分け]アップルミントとスペアミントは、一度花壇などに入り込むとおさえることが困難になるほど繁殖力が強いので、容器栽培や地下部にも仕切りを設けるなど工夫が必要です。ペパーミントは品種にもよりますが、いや地の傾向があり、もとの場所から地下茎を伸ばして移動します。鉢植えなどでは年々中心部は枯れ、鉢の周辺部から芽が出ます。
[管理]一般的にミント類は湿った所を好み、やや半日陰で育てます。花が咲くと葉も堅くなり、またこぼれ種も無用な繁殖につながりますので、収穫を兼ねて早めに刈り取ります。
ハーブとして最も有名な植物で、一般によく流通しているのは➀ペパーミント➁スペアミント➂アップルミント➃パイナップルミント➄ジンジャーミントなどがあります。➀は最もさわやかな香りで、数多くの品種があります。➁と➂は丈夫で繁殖力が強く、➃は➂の斑入り種です。➃➄は葉に美しい斑があり、ガーデンの彩りや寄せ植えなど観賞用にも利用されます。香りはそれぞれ特徴があり、ハーブティーは好みに応じて数種類をブレンドします。日本のハッカも同じ仲間で、戦前には天然ハッカ油の生産は重要な産業でした。