[学名]Argyranthemum frutescens
[分類]キク科 モクシュンギク属
[草丈]30~70cm
[開花期]5~10月
[繁殖方法]さし木
[原産国]カナリア諸島
[さし木]繁殖方法はさし木です。調整ピートモスや火山礫、赤玉土とパーライト混合土など、物理性のよいさし床に、5cmほど切り取った枝をさしていきます。湿度と温度を保つと1週間ほどで発芽してきます。時期は春と秋が最適ですが、気温が保てるならば冬でも支障はありません。
[鉢上げ]根が十分に張り、本葉4~5枚になったら鉢に植え替えます。腐植分の多い排水のよい土壌に植え付けます。
[肥料]2週間に一度程度液肥を与えます。
[管理]日当たりのよい場所に置きます。草姿が乱れてきたらピンチをして整えていきます。花がらもまめに摘み取ります。
葉がシュンギクに似ており、基部が木化するため、モクシュンギクという和名もあります。白・黄色・ピンク系統に花色で、八重咲きなどの園芸品種も古くから栽培されていました。高温乾燥を嫌うため、初夏から晩秋まで咲き続けることができる北海道は、花壇への植え込みでは最適地であるといえます。白花在来種は明治時代フランスから輸入されました。キバナマーガレット・ピンクマーガレットや八重咲き種など、外国からの導入種も多く『伊豆イエロー』や『ピンク・ソフト』といった静岡の生産者による育成種も出回るようになっています。