[学名]Cleome hassleriana
[分類]フウチョウソウ科 セイヨウフウチョウソウ属
[草丈]80~100cm程度
[開花期]7~9月
[繁殖方法]タネ播き
[原産国]南アメリカの熱帯地方
[タネ播き]花壇に直播きでもできますが初期育成が遅く、雑草に負けてしまいやすいのでポットなどに2~3粒播いて苗を育ててから、花壇に植えてやるほうがよいでしょう。発芽適温が20~25℃と高いので、直播きする場合は5月末~6月初めころがよいでしょう。
[植え付け]根が深く伸びる自根性なので移植を好みません。ポットで苗をつくった場合は根が伸びて鉢底につかないうちに植えてやります。強健な植物なので土質も選ばず、半日陰でも十分育ちます。
[施肥]発芽してきたら生育状態に合わせて、化成肥料を少量与える程度でよいでしょう。
夏から秋にかけて4本ある雌しべを長く伸ばし、チョウが舞う美しい姿を連想させるようなピンクや紫、白色などの花で花壇を彩ります。長く伸びた茎に多数の花をつける総状花序で、下から上へと順番に次々と咲かせていきます。一つの花は2日程でしおれますが、7月ころから咲き始めて長期間花を楽しむことができます。花が終わったら「さく果」と呼ばれる細長い実がなり、成熟すると殻が裂けタネがこぼれ落ちます。茎には鋭いとげ状になった「托葉」と呼ばれる葉があります。