[学名]Amelanchier canadensis
[分類]バラ科 ザイフリボク属
[樹高]8~10m
[開花期]5~6月
[繁殖方法]実生、さし木、取り木
[原産国]北アメリカ北東部
[植え付け]根は比較的粗いにもかかわらず活着がよく、土質をあまり選びません。またスペースの限られた場所ではプランターなど大きめの容器で栽培することもできます。極端な乾燥と水はけが悪い場所でなければ問題ありません。
[施肥]小果樹に準じ、チッ素は控えめでリン酸、カリ分が多めの配合肥料などを春先に与えます。
[管理]当初ひこばえの発生が多いこと、枝は開帳性があって横に広がりやすいのでそれらを地際や付け根から切り詰めて整形します。
[病害虫]稀にアブラムシの発生があります。
北半球には我が国のザイフリボクや本種(カナデンシス種)の他二十数種類あり、近年では低木性で枝分かれの多いアルニフォリア種も出回っています。耐寒性に優れた花木で、5月中旬ころ淡褐色を帯びた白っぽい若葉とともに、白く細長い五弁の花が霞がかかったように咲いていきます。7月には直径1cmくらいの赤い実が黒みを帯びて収穫可能となります。甘みが強くジャムなどに利用できます。秋が深まると鮮やかに紅葉するので四季を通じて楽しめます。英名ジューンベリーは「6月のベリー」を意味し、原産地ではこのころ実が色づくことに由来します。