[学名]Hosta sp.
[分類]キジカクシ科 ギボウシ属
[草丈]30~100cm
[開花期]6~8月
[繁殖方法]株分け
[原産国]東アジアの中国大陸、朝鮮半島、日本
[株分け]非常に丈夫なので時期はあまり選びませんが、春先の芽が伸びてきたころが一番やりやすいでしょう。大株になると手では割れないので、剣先スコップで分割してから植えます。
[植え付け]黄葉、斑入り葉種などは特に日焼けしやすいので、美しい葉色を保つためには日陰になる所を選びます。湿り気が強い所、一日中日が当たらない所など、他の植物が育たない場所でもよく育ちます。肥料はほとんど施さなくてよいでしょう。
[管理]全く手間がかからず、大株になると葉が地面を覆いつくすので雑草も生えてこなくなり、グラウンドカバープランツとしても最適です。
ギボウシは日本原産の種が一番多く、また斑入り葉などの変異が出やすいことから、古く江戸時代より園芸化され、庭園などに植えられてきました。身近にありふれた植物であり、性質が極めて丈夫で容易に育つためか、我が国では明治以降はあまり発展しませんでした。これに対して中国や日本から欧州や北米に渡ったギボウシは、その後急速に発展して品種改良も盛んに行われ、数多くの園芸品種が生まれています。近年になって日本に逆輸入されてからは、現在では数多くの品種が使われるようになっています。