庭木&草花のご紹介

ドイツスズラン

ドイツスズラン

[学名]Convallaria majalis
[分類]キジカクシ科(ユリ科) スズラン属
[草丈]30~40cm
[開花期]5~6月
[繁殖方法]株分け
[原産国]ヨーロッパ
[植え付け・株分け]自生地は半日陰のようですが、日当たりがよい方が花つきもよく、株もよく密生して育ちます。砂質土や乾燥する場所は嫌い、適湿で肥沃な土壌に植え込みます。植え付けや株分けは9月以降の秋か春先に行います。植えっぱなしだと株が密生して生育が衰えたり、広がり過ぎてだらしくなくなるので、株分けして植え広げてやります。
[灌水・施肥]灌水の必要はありません。葉の裏にアブラムシがついて葉が痛むことがあるので、浸透移行剤をかけることもあります。土壌が肥沃なら必要ありませんが、春先に一度施肥する程度で十分です。
札幌市のシンボルフラワーになっているスズランは、ドイツスズランに比べて花つきが悪く、花の香りが少ないことや、花茎が葉の陰に隠れてしまうので、栽培されることはほとんどありません。これに対してドイツスズランは、春を告げる鉢物や切り花、ブーケなどにも利用されています。かわいらしいツボ型の花を房状につけ、甘い香りを漂わせます。白花以外に、ピンク花、八重咲き、巨大輪咲きの「ドーリン」、斑入り葉などの品種が出回っています。

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