庭木&草花のご紹介

シクラメン(原種)

シクラメン

[学名]Cyclamen sp.
[分類]サクラソウ科 キクラメン属
[草丈]15~20cm
[開花期]春咲き(4~5月)秋咲き(9~10月)
[繁殖方法]タネ播き
[原産国]地中海沿岸
[タネ播き]種子ができると花茎がコイルを巻いたようになります。採種後冷蔵庫などに保存し、9月ころ一晩水につけておいたタネを、用土入の鉢などに播きます。遮光シートなどで覆って15~18℃程度で管理すると、約3週間で発芽してきます。
[植え付け]冷涼な気候を好み、木もれ日の当たる半日陰の所がよいでしょう。地中で花茎や葉柄が伸びるため、必ず5cm程度球根に土がかかるよう、やや深植えにします。
[施肥・管理]鉢で管理する場合に植え替え時に少量施します。夏には地上部の葉が枯れてしまい9月ころ涼しくなってくると、葉や花茎を伸ばしてきます。
冬の室内鉢として定番のシクラメンは、ベルシクム種のみから品種改良されつくられた園芸品種群です。ペルシクム種自体寒さに弱いので、本道では屋外での越冬は難しいのです。これに対してシクラメンの原種の中には、屋外で越冬する春咲きのコウム種や秋咲きのヘデリフォリウム種があり、夏の涼しい北海道向きの植物です。これらは草姿が愛らしく、葉も特徴的で種類により形・模様が異なり、葉だけでも非常に美しいものもあります。花は長さ2~3cmの小さなものですが、甘い香りを放つ種や、色も白・淡桃・ピンクなどがあります。

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