[学名]Astrantia major
[分類]セリ科 アストランティア属
[草丈]30~90cm
[開花期]6~9月
[繁殖方法]株分け、実生
[原産国]ヨーロッパ
[植え付け・株分け]購入株は春、露地植えの株は春または秋に堀上げ、株分けして植え付けます。高温多湿には弱いので、舗装の照り返しのあるような所は避けます。やや湿り気のある日当たりのよい所、やや半日陰に植えます。実生によってもふやすことができます。
[施肥]肥料は株の調子を見ながら春先に堆肥、生育期間中の少量の化成肥料を与える程度でよいでしょう。
[その他]白花の普通種は株もよくふえ、数年経つとかなり広がります。4年くらいをめどに植え替え・株分けするとよいでしょう。ふやしたくない場合は花後に摘花します。
高温多湿に弱いので北海道向きの宿根草といえます。属名は花の形からギリシャ語のアスター(星形の)に由来しています。花弁のように見えるのは苞で、内側に小花が散形につきます。苞や花は白ですが、ややピンクがかったり、緑の筋が入ったりします。園芸品種もいくつか見られ、苞や花が紅色の『ルブラ』や、ピンクの『ロゼア』などの他、斑入りはの『サンニゲール バリエガタ』があります。開花期は6~7月がピークですが、その後も秋までポツポツと咲いてくれます。花はドライフラワーとしても楽しめます。