庭木&草花のご紹介

ニゲラ

ニゲラ

[学名]Nigella damascena
[分類]キンポウゲ科 クロタネソウ属
[草丈]30~60cm
[開花期]6~9月
[繁殖方法]タネ播き
[原産国]地中海、北アフリカ
[タネ播き]嫌光性なので厚めに覆土します。15℃前後と比較的低い温度で発芽します。移植を嫌うので、基本的には直播きかポット播きにしますが、プラグに播いて苗をつくることもできます。高温多湿を嫌い、過湿になると根腐れを起こします。自家受粉しやすいのでタネも多くできます。
[植え付け]日当たりのよい花壇に植え付けます。寄せ植えにも利用できます。根をいじられるのを嫌うので、根株を崩さないよう、そっと植えつけます。
[施肥]緩効性の基肥を規定量、施します。つぼみが上がる前に追肥します。多肥すると軟弱になります。
[管理]乾燥を好みます。雨が多い時は、蒸れに気をつけましょう。
英名「Love in a mist」(霧の中の恋人)という、素敵な名前がついています。細く切れ込んだ葉(羽状全裂花)と、白、水色、ピンクなどの花色と花の形から想像できる名前です。またクロタネソウという和名の通り、黒ゴマのような特徴のあるタネがたくさんできます。花後は膨らんださやが長く残り、ドライフラワーによく利用されます。花壇などでもよく使われますが、切り花としても水持ちがよく、利用価値が高い花です。食用ハーブとされニゲラ・サティワは、タネがスパイシーでコショウ代わりに使われていました。観賞用ニゲラは食べられないので注意しましょう。

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