[学名]Scabiosa atropurpurea
[分類]スイカズラ科(マツムシソウ科) マツムシソウ属
[草丈]70~80cm
[開花期]6~7月
[繁殖方法]タネ播き
[原産国]西部ヨーロッパ
[タネ播き]乾燥した外果皮に覆われているので、砂などでよくもんでから播きます。地温15~20℃で管理すれば、約一週間で発芽します。
[植え付け]日当たりのよい場所で、水はけがよく腐植分の多い弱アルカリ性土壌に植え付けます。最初に苗が小さくても、生育するにつれて高さ70cm、幅も20~30cmの株状になるので、株間を十分あけて植え付けます。
[施肥]花が咲いているときは、化成肥料や液肥で追肥します。
[管理]強健で寒さにも強い植物です。終わった花は茎から摘み取ります。
ヨーロッパ、アジア、アフリカに80種ほどあり、特に地中海沿岸地域に多く分布しています。日本にはマツムシソウが自生しています。最も代表的なセイヨウマツムシソウは、短命な宿根草なので、普通は秋播きの耐寒性一年草として花壇用や切り花用に栽培されます。自生種の花色は暗紫色でしたが、改良された園芸種は青、紫、赤、サーモンなどバリエーション豊富で、花壇の植え込みや切り花のアレンジなどに利用されています。北海道では初夏~夏に流通します。秋には花色がはっきりとして美しく咲いてくれます。