[学名]Anemone hupehensis
[分類]キンポウゲ科 イチリンソウ属
[草丈]30~100cm
[開花期]8~9月
[繁殖方法]株分け
[原産国]中国
[株分け]花後か春先に地下茎を分けてポット栽培します。ポットに入れてからは過湿に注意し、乾き気味も管理し、しっかり根が張るまで十分養生しましょう。
[植え付け]日なたか半日陰で、湿り気のある肥沃な土質を好みます。秋に開花苗は出回りますが、できれば夏前に未開花苗を植え付けた方がよくなります。
[施肥]植え付け前に土壌改良し、やせた土地であれば春先に草花用の肥料を施します。
[管理]一度根づくとたいへん丈夫で、秋に花が咲き終わった茎を刈り取るくらいです。むしろ、地下茎でふえるため、品種により広がり過ぎるものもあります。
原産地は中国で、京都の貴船に自生していることから「キブネギク」の名もありますが、古くに渡来したものが野生化したものといわれています。名前に「キク」とありますが、アネモネの仲間です。秋に咲く代表的な花で、花色は白または薄いピンクから紅色、花も一重、八重、半八重など様々で、大きくなるものから矮性種まであり、実に多くの園芸品種が出ています。茶花としても知られていて、切り花にも適しており、和洋どちらの庭にも合います。耐寒性は強く丈夫で、手がかからず栽培も容易ですが、時には増えすぎて困ることもあります。