庭木&草花のご紹介

コルチカム

コルチカム

[学名]Colchicum sp.
[分類]イムサフラン科 イヌサフラン属
[草丈]20~30cm
[開花期]9~10月
[繁殖方法]分球
[原産国]ヨーロッパ、北アフリカ
[植え付け]秋に開花することから「夏植え球根」として扱われています。8月上旬ころが植え時で、日当たりのよい、排水のよい場所を好みますが、生育条件のよい北海道では、ある程度の水はけさえあれば荒れ地などでも栽培することができます。購入した球根は、水を与えなくても室内などで開花させることができますが、その場合は花後速やかに植え付けてください。
[管理]地上部が枯死したら茎葉を取り除きます。過剰な施肥を行わない限り病害虫は特にありません。生態系に他の草花と混植しにくいですが、放任栽培できるような早春咲きの球根種とはうまくかみ合うでしょう。
約60種からなる耐寒性の植物です。秋に気温が低下するとつぼみのみを地上部に出し、葉は翌春に出るという少々変わった生態を持っています。さらには、球根が大きく、含水量が十分あることから、水を与えなくても開花します。葉にはコルヒチンという成分が含まれ、薬用としても利用されていますが、過剰な摂取は有毒です。山菜と誤食して死に至った例もありますので、家庭でも注意が必要です。また、コルヒチンには細胞分裂を阻害する働きがあり、豪華な花を咲かせやすいとされる倍数体育成にも用いれられています。

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