[学名]Tagetes sp.
[分類]キク科 マンジュギク属
[草丈]30~80cm
[開花期]6~10月
[繁殖方法]タネ播き
[原産国]中央アメリカ
[タネ播き]タネ播き栽培が容易な花です。発芽温度20℃。黒く細長いタネは播きやすく、タネの採取も容易です。4~6月ころまで播種できます。
[育苗]生育温度は10~30℃。発芽後植え広げて、本葉4枚くらいでポット上げ、または定植します。苗が小さいうちの定植は、花を摘み、株を充実させていきます。
[施肥]チッ素肥料が多いと葉ばかり繁り開花が遅れます。
[切り戻し]フレンチマリーゴールドは夏の高温期に花を休めますが、切り戻して水をやり続けると、花が咲いてきます。
[病害虫]高温期の乾燥かせるとハダニがつき、スス病になる株が見られます。水分を与えることと、病気発生の場合は早期に殺菌剤など散布または撤去し、蔓延を防ぎましょう。
ニューメキシコ、アルゼンチンの暑く乾燥した斜面などに自生します。16世紀中にヨーロッパに渡来し、日本へも江戸時代前半に渡来した古くから栽培が続く植物です。多くの園芸品種は二つの品種からつくられています。◎アフリカンマリーゴールド 和名センジュギクといい、直立して茎を伸ばす大型の品種で、80cmほどになります。現在は矮性種(草丈40~50cm)が主流です。◎フレンチマリーゴールド 和名マンジュギクといい、草丈は40~50cm。株は横張りに生育して、たくさんの花をつけます。花壇の縁取りや、町の街路を飾るおなじみの花ですが、最近キッチンガーデンや野菜畑のコンパニオンプランツとしておしゃれに植えている場面を見かけます。この二つによる交雑種がつくられており、矮性種でも花が大きなタイプより多花性な品種がつくられています。この二つの品種より普及していませんが、北国向きの品種があります。◎メキシカンマリーゴールド 和名ホソバクジャクソウといい、葉は細かく羽状に切れています。花は1cm程度の一重が多く香りがよいのが特徴ですが、他の品種に比べると暑さに弱く寒冷地向きです。