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変化を楽しむ生き方

同じ仕事を3年続けると段々と飽きてくる。一年目は右も左も初めてのことばかり、刺激だらけでとにかく楽しくて夢中になっていたけれど、2年目になるとなんとなく周りが見えるようになって自分なりの工夫も出来るようになる。3年目になると成果も出るようになって仕事が楽しくなる。けれどもそこがピーク。あとはマンネリ感を抱きながらも、ちょっと我慢すれば変わらない生活を迎えられるのだから、それだけで幸せではないかと自分に言い聞かせる。

こう考えて仕事をしている人は意外にも多い。

たとえ自身はそれで満足していたとしても、まわりの環境は絶えず変化を続ける。たとえば去年までそれで上手くいっていた事が徐々にうまく行かずに歯車が狂いだす。つまりはマンネリを我慢してでも安寧にしがみついたところで、結局は環境の変化に翻弄されて否応なしに変革を迫られる。

世の中に変化しない環境なんてありはしない。あらゆるものは時間の流れと共に変わりゆく、それが諸行無常であり盛者必衰の理である。

どんなに安穏とした環境にしがみついても、環境の変化によって変えられてしまう。すべての事柄はいずれ変化し、やがては壊れ、そして消滅するもの。つまりはそれこそが諸行無常なのだ。だとすれば、自分から進んで変化するべきではないのか?! どうせ変えられてしまうのなら、自ら進んで変化するべきではないのか?!

世界には挑むべき価値のある仕事は無数にあるのだ。自分を奮い立たせるだけの意義も無数に存在している。まだ見ぬ世界へ思いをはせて、逃げずに真っ直ぐに向き合えさえすればいい。子供のころの好奇心を思い出して、自ら変化を求めればいい。

変えられる事が怖いのであって、自ら変わることは怖いことではない。新しいことに挑戦することは刺激に溢れていてむしろ楽しいことなのだから。

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