人手不足とはいえ、まだまだ他の業界と比べて労働条件が悪い建設業界なので、完全月給の正社員で健康保険や雇用保険などの社会保険も加入していて、そのうえ週休二日制までついているのでおかげで結構な応募をいただいております。ところがそのほとんどが労働条件だけを見て応募してくる人ばかりなんです。
でもちょっと待って下さい。先ずはちゃんと仕事の内容を読んでから応募するかどうかを考えて下さい。そういう方たちはそこがどんな会社なのか?どういう仕事内容か?そういった基本的な事を深くリサーチすることなく、条件だけを見て、手当たり次第にたくさん応募していると思うんですね。ところがその条件というのがくせ者なんですよ。だってそうでしょ、だいたいの会社さんは日給8,000~15,000円とか、月給10~50万円とかって、すごく幅広い条件で応募してるワケだから。
つまり、「お!」なんか給料が良さそうだぞ!ってイメージで思っても実際に働いてみたら想像よりもずっと低かった、なんて話しも珍しくない。会社によっては最初だけ高い給料を払って、馴染んで辞めずらくなった頃から徐々に下がりだして、不満だけが溜まっていく、なんて場合もあるわけです。そのうえ、仕事の内容も想像と違っていたなんてことにでもなると、もう後はサヨナラするしかない。それにたとえ条件で合致していたとしても仕事の内容や会社の社風や考え方に馴染めないまま、我慢を積み重ねていって、限界が来たら辞めてしまう。そんなネガティブな働き方になりかねない。
だから、条件面も大切ですが、感覚で「この会社で働きたい」と思う会社に狙いを定める。社長の考え方やどんなスタッフがいるのか、あるいはその会社のお客さんにどういう人たちが集まっているかなども見極めた方がいい。総合的に調べた上で「この会社で働きたい」と思えるところは、きっといい選択です。あとは狙いを定めたら、どうやったら入れるのか、自分の武器となるものは何か、足りないものは何かと戦略を練り、応募を決める。
それから、多くの人は面接の段階で、自分が働いた際の具体的な給料の額を聞かない。これは間違いです。ちゃんと聞いた方がいいです。だって日給8,000~15,000円とか書かれても自分の収入が分からないでしょ!、お金の話しは聞きづらいとは思うけど大事な部分なのだからちゃんとハッキリさせるべきです。なぜなら、ここが食い違うとミスマッチしか起きないからです。仮に入社できたとしても、です。