ダイワハウスさんで建てられた新築のお客様です。外壁のサイディングにはダイワハウスのオリジナル外壁材「ソリッドスクエア」のオイスターホワイトFを単色で使用。あえて外壁にアクセントカラーを取り入れず窓枠や屋根材、果ては換気システムのベントキャップ（排気口）や電気の外部コンセントに至るまで全て白一色にまとめられている所にお施主様のこだわりが伺えます。

清潔感のあるナチュラルなおウチには高級感漂う「鉄平石」の乱形を用いた天然石のアプローチが良く似合います。

玄関前を暗くしないようにカーポートは光を通すポリカーボネート屋根を使用したLIXILのソルディーポートをお選び頂きました。屋根のフレームが普通のカーポートより薄く圧迫感を感じさせないフォルムなのでファサードの印象を重たくしません。

隣地境界には複数の板幅を使った腐らない樹脂製のフェンス、ディーズガーデンのアルファウッドを設置。敷地にフェンスで仕切りを入れることでグッと落ち着きのある空間に変わります。

鉄平石は古来よりその表面の渋さが好まれて茶庭などの園路の張り石や、飛び石に使われてきた溶岩石で和の趣きが印象的な材料ですが明るいグレーの土間コンクリートや明るめの白い塗り壁とあわせることで、手入れの行き届いたローファーのごとくシックでクラシカルな大人のファサードを彩ります。また、単純で直線になりがちな、お隣さんと向かい合ったアプローチは白い塗り壁とダークブラウンのレンガを乗せた門柱、２色のピンコロ石を使った花壇を、左右に配することで緩やかな曲線を描き、やわらかな印象と明るさを演出しています。

アプローチの入口には木目のラッピングが素敵なタカショーのアルミ製角柱でウェルカムフラワーを飾るハンギング用のフラワーハンガーを取り付けました。季節の草花やリースを掛けていると「いったいどんな人がすんでいるのだろう」とイメージが膨らみますよね。

誤解をおそれずあえて例えるならば、それはまるで白い綿麻のマキシワンピのように涼しげでナチュラルな清潔感のある外観に仕上げられています。