庭木&草花のご紹介

セイヨウノコギリソウ

セイヨウノコギリソウ

[学名]Achillea millefolium
[分類]キク科 ノコギリソウ属
[草丈]60~80cm
[開花期]6~8月
[繁殖方法]株分け
[原産国]ヨーロッパ、西アジア
[植え付け・株分け]購入株は春、露地植えの株は春または秋に掘り上げ、株分けして植え付けます。非常に丈夫な植物ですが、過湿には弱いので、水はけがよく、日当たりのよい所に選んで植えます。
[潅水・肥料]乾燥には比較的強いので、露地栽培では特に必要ないでしょう。様子を見て潅水します。肥料も控えめの方が丈夫な締まった株になるので、株の調子を見ながら春先に堆肥、生育期間中に少量の化成肥料を与える程度でよいでしょう。
[その他]蒸れに弱く、長雨で株元が葉枯れを起こしやすい品種です。アブラムシやうどんこ病が発生しやすいので注意しましょう。
ヨーロッパなどで普通に見られる草花。本種の野生種は白花ですが、同属に黄花種などが数種あり、種間の交雑品種も多く作出されており、赤、桃、黄、オレンジなどの多彩な園芸品種があります。茎は丈夫で倒れにくく、開花期間も長いので宿根草の花壇を彩ります。ハーブとしては古来より傷薬として利用し、生葉を傷に貼ると止血効果があり、また葉のハーブティーは、ギリシャ神話の英雄アキレウス(アキレス)がトロイ戦争の際、傷ついた兵士の手当に利用したということからついたとされています。

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