<光と影>陰影が奥行をつくりだす

エクステリア

マインクラフトに夢中な子供たち

先日、13歳になる息子と10歳の娘が「マインクラフト」なるパソコンゲームで住宅を建てたり外構をデザインしながら遊んでいるのを見て驚いた。このマインクラフトはさまざまなブロックを組み合わせて建物や植物、洞窟を作ることが出来るサンドボックス型のものづくりゲームです。地面にドッド絵を書いて地上絵を描いたり、地下基地や巨大なお城、ビルをたくさん建てて未来型都市を描いたりする事も可能で遊んでいるだけで想像力をやしなう事が出来るとても優れたアプリケーションです。そんなクリエイティブなゲームを二人で協力しながら夢中になって遊んでいることに驚いたと同時にこのゲームのクオリティにも驚かされました。

マインクラフトとはこんなゲームです。

光と影が奥行とリアリティを生み出す

このマインクラフトのすごいところは様々なテクスチャが存在しており絵柄やアイテム、画面の構成などの拡張性がハンパなく用意されているところにあります。一生懸命に子供たちが教えてくれるのですが有り過ぎて覚えきれないし、聞いていて途中で頭が痛くなるほど。しかもこのゲームは一般のテレビゲームと違ってaddon、つまり自らデータを改造して遊ぶことを前提に作られているため拡張に際限がない。当然の事ながら改造はあくまで自己責任であるため、パソコンやプログラミングの知識も必要とされ決してハードルは低くない。しかし、幾度となくパソコンをCRASH!させながらもひたすらググって自ら調べ、改造を施してゆくのであるから子供の吸収力とは凄いモノです。親としてはこの力をなぜ勉強に活かせないのかと思ってしまうくらい。そのaddonのひとつに通称「影モット」と言われる「Shaders Mod」という拡張パックがあります。この「影モット」タイトルの通り作り出したモノに影をつける機能なのですがこの影が本当に凄いんです。何がって凄いって、それは見ていただければ分かるのですが構造物に影が入るだけで途端に奥行が生まれてマイクラの世界がリアルに見えるようになるのです。では、さっそく「Shaders Mod」を入れたマイクラをご覧下さい。

どうですか?! 建物はもちろん雲や水面の表情、山や丘までもが影が入ることで途端にリアルに見えるようになるのです。

建築にとっても重要な光と影

下の二枚の図はぼくたち外構業者が提案の際に描くパース図のテキストから抜粋した図ですが上の線だけで形を表現した図と光による陰影をパースに表した下の図を比較すると立体感が出て印象がガラッと変わるのがお分かりになると思います。

パース図テキスト

実はこの光と影、住宅にとっても大切な要素のひとつで光が建物にあたることでもたらす影が建築の見え方を大きく左右するとぼくは考えています。例えば札幌と那覇では太陽の位置が違います。だから同じ外壁のデザインやカラーを使っても全く違った表情に見えるものなのです。もちろん時間帯でも様々な表情をみせてくれるでしょう。この光と影による陰影で建築はより深く奥行をもち魅力的な個性を放つものになるでしょう。ぼくはエクステリアのデザインを考える際に光と影の陰影も考慮して、お客様好みの外構をご提案しています。

これは以前書いた記事からの抜粋(過去記事:光と影とエクステリアと)なのですがまさか子供たちが夢中で遊んでいるゲームソフトから光と影の大切さを再認識させられるとは・・・。普段はゲームで遊んでばかりでちっとも勉強しない兄妹を叱ってばかりでしたがアナガチ悪いことばかりでは無いようですね(´^_^`)

このマインクラフト、iPhoneの方はApp Storeのゲームカテゴリランキングで常に上位表示されているアプリですし、プレステやWiiUなどのゲーム機版などもあるのでぜひ遊んで見てください!案外面白いかもしれませんよ。

今日は光と影の重要性についてをご紹介させて頂きましたが何だかいつになく長文になってしまいた。最後まで読んで頂いた皆様、誠にありがとうございました。

M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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