大きな窓でお庭を楽しむ、有機的建築のススメ

植栽

日に日に暖かく春の息吹を感じる季節になって来ましたね♫ ぼくは数ある庭木のなかでも桜の木に一番癒しを感じるんですよね、あ^~はやく見たいです満開の桜。

自宅で眺める桜は格別です。

公園や並木道の桜を眺めながらのお花見もイイのですが自宅の庭に咲いた桜を眺めながらのお花見もこれまた格別に楽しむことが出来るんです。長い時間を掛けて育てた樹はまるで自分の子供のようなもの、それが美しく花を咲かせるなんて言葉に言い表しようのない嬉しさです。そんな満開の桜を自宅のリビングに居ながら眺められるなんて、なんて素敵なコトでしょうか?!

Houzzで紹介されている草加市の住宅のお庭には大きな桜の木が植えられていて、さらに道路を挟んだ向こう側の土手には桜並木がある最高のロケーションです。こんな素晴らしい環境の自宅リビングでお花見が出来るなんて羨まし過ぎますよ、

コンテンポラリー ダイニング

 

穴ぐら生活からの脱却を叫んだフランク・ロイド・ライト

木の上での生活から地上に降りた人間はその身を守るために穴ぐらに逃げ込み、光も射さない暗い洞窟で外敵から隠れて暮らしていた。木造住宅で暮らす今も暗く閉ざされた空間である事は変わらない。「ガラスの登場によってようやく人間は生物本来の光のある自然と一体になった生活を手に入れる事が出来る」そう言った100年前のアメリカの有名な建築家「フランク・ロイド・ライト」は住宅のまわりのロケーションや敷地、そして建物までもを含めた全てをまるで一つの有機体のように一体となった建築「有機的建築」を唱えました。たとえばガラス一枚に隔たれた室内の床と室外のデッキやポーチなどの床がまるで一つの床のような中と外が連続した空間、たとえば緩やかな勾配と深い軒をもち大地に根を張ったように低く広がる屋根。住宅としての機能を損なわず、それでいて有機体である人間と一体となる有機的建築を唱えたライト。それは人々の心身ともに健康的な暮らしの実現を考えてたどり着いた答えだったのではないだろうか?! そう思わずにはいられません。

ライトの代表作〈落水荘〉

こちらはロサンゼルスにあるライトの名作〈ホリーホック邸〉動画でどうぞ

縁側があった日本の住宅

ガラスがなかった時代の日本の住宅はどこの家にも縁側がありました。縁側は室内と室外をつなぐ間のような空間でそれはまさに有機的建築だった訳でフランク・ロイド・ライトも日本の建築を高く評価していて何度も来日していたと言われています。

しかし文明開化でガラスが広く使われるようになると縁側は徐々に姿を消してしまいました。しかも採光のための最低限な窓だけを設けて、それまであった目隠しのための塀まで無くして。こうして日本の住宅は光や空気を遮断してプライバシーと断熱の名のもとに穴ぐら生活に戻ってしまったのです。いまの日本の住宅を見るとライトはいったい何と言うのだろうか・・・

みなさん、家を設計するときは是非是非、お庭の近くに大きな窓を、そしてプライバシーのためにフェンスや樹木を使った目隠しを取り入れて下さい。光り輝く明るい住環境を、心身ともに健康で健やかな暮らしをご家族に。それがぼくたちエクスリーフの願いです。

 

M.TOMIYAMA

どういうワケか右と左の足の長さが2cmも違うんです。おまけに靴のサイズも左右で違うんです。これって一体どうやってそうなっちゃったんだろう( ^ω^)・・・

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暮らしを彩るステキなアイテムの数々やその時々に感じた大切なこと、楽しんでいることを書き残しています。毎日をほんのちょっと温かく。
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