国産キッチンとIKEAキッチンの違い
札幌で唯一のIKEAキッチン正規取扱店
ぼくはIKEAキッチンのデザインに惚れたからこそIKEAキッチン正規取扱店としてIKEAジャパンさんと契約させて頂きました。ですが元LIXIL社員としては勤めていた時もLIXILのキッチンに誇りを持って販売してきましたし、勿論今もLIXILのキッチンは数多く取り扱っています。だからどちらが良いとか悪いとか優劣をつけるつもりは更々ありません。LIXILを初めとした国産キッチンには国産キッチンの良さ、IKEAキッチンにはIKEAキッチンの良さがあって、それぞれ違うのです。今日はその違いについてお話します。
なぜ札幌で唯一なのか
その前になぜ外構業者であるエクスリーフが札幌で唯一(※)の正規取扱店なのか、その点について触れておきたいと思います。一般的にシンプルなシステムキッチンであれば大工さんが組み立てる事もありますが最近のキッチンは複雑な構造なのでキッチン専門の職人さんが組んでいる事が多いのです。しかも各メーカーの研修を受けて工事をしているプロだからこそ、複雑で機能的になったキッチンを組み立てられるのです。そしてエクスリーフの代表であるぼくもまた、国内トップシェアを誇るキッチンメーカーのLIXILで20年間もキッチンに携わってきた人間だからこそ国産キッチンよりも更に複雑なスウェーデンのIKEAキッチンを扱う事が出来るのです。簡単にはIKEAキッチンは扱えない、つまりそういう事です。
(※2015/11現在)
IKEAキッチンと国産キッチンはどこが違うのか
違いはザッとこんな感じです(何度も言いますがどちらが良いとか悪いとかではありませんよ)
- デザインが違う
- 耐久性が違う
- 製品の構造が違う
デザインや使い勝手を優先する海外メーカー
わかりやすい例で例えるとiPhoneと国産スマホとの違い。ぼくもiPhoneユーザーですがそのデザインと直感的なユーザビリティ、斬新な機能に惚れてiPhoneを使い続けています。でに正直に言ってiPhoneは故障が多いです、何度か痛い思いをしています、でもiPhoneを使い続けています。多分国産スマホの方が丈夫で壊れにくいでしょう、スマホに限らず家電や車でも同じです。ぼくは3台続けてaudiに載っていますが本当によく故障します。最初のaudi車はマクドナルドのドライブスルーで並んでいる時に動かなくなり、そのまま帰らぬ幻の車となりました。それでも乗り続けているのはそれ以上に良い所がたくさんあるからです。
でも人によっては故障の多いスマホやいつ故障するかわからない車に乗るのは嫌だ、修理代に費用を払いたくない、そう考える方も多いでしょう。その人によって選択は違うハズです。
耐久性にこだわる国産メーカー
丈夫で壊れにくい製品をつくる為に多くのコストを掛けるのか、耐久性を犠牲にしてでもデザインや機能を良くする為にコストを掛けるのか、それはメーカーのポリシーによって違いが出ますがぼくの知る限り、多くの国産メーカーは耐久性に拘ります。それに木材(集成材)を使ったワークトップなんて恐ろしくて国産メーカーじゃ発売しないでしょう。
大きな箱を組み立てる国産と一から組み立てるIKEA
大きな箱単位で送られてくる国産メーカーと一枚一枚の板や部品を全て現場で組み立てるIKEAとは施工に掛かる手間は全く違います。だからIKEAキッチンの場合、組立に掛かる費用が高くなります。基本DIYのIKEAでもさすがにキッチンの組み立てはハードルが高いので製品そのものは安くても組立費も考えると価格面でのメリットはそれほどありません。
具体的にデザインの違いはどこなのか
デザインの違いを簡単に下の写真で説明します。
赤丸で囲った部分が大きな違いの例です。例えばウォールキャビネットを見て下さい。IKEAの場合は基本的に全てのキッチンで上部の台輪や下部の支輪など、意匠的な装飾を選択する事が可能ですが国産キッチンの場合は高級タイプの一部しかオプション設定がありません。戸棚の側面については国産メーカーもサイドパネルの設定がありますがIKEAの場合は装飾が施されていたりします。床との取り合いも同色のパネル、しかもRの付いたラインが入っていて細かい所まで拘っているのが分かります。それに国産の場合はワークトップにバックガードと呼ばれる水返しが必ず付いていますがIKEAは有り無しを選択する事が可能です。他にも取っ手が自由に選べたり、そもそも扉に穴が空いていないのでどの位置に取手を付けるかも選択可能だったりします。究極は扉を付けない等、選択の自由はこだわりのある方にピッタリな商品なのです。
デザインにこだわる人にはIKEAキッチンを、耐久性や収納力、清掃性を優先させたい方は国産キッチンを、製品の耐久性やデザインに対するソレゾレのこだわりを製品の組み立て方なども含めて様々な角度からプロ目線で解説してみました、キッチン選びでお悩みの方は是非参考にして最適なキッチンをお選びください。